色々な店でお酒を飲んでいると、この店には二度と来ないだろうな、と思う事があります。

 

感じの悪い店員がいるお店は当然です。

 

料理のまずさというのもあるかもしれませんが、これは食えたもんじゃない、という店にはそれほど出会いません。

 

私が、二度と行かないと思うのは、値段の付け方です。

 

高いなら高いだけの仕事をしていれば、それは構いません。

 

いやなのは、フック商品で店に呼び込もうというやり方です。

 

激安の目玉メニューを用意して、とりあえず店に入ってもらおうというやり方自体は、店の努力として当然あってもいいと思います。

 

問題は、激安メニューの利益の回収の仕方です。

 

お店特製のハイボールが、168円の店に入りました。

 

 

「特製」と言うのば便利な言葉です。

 

よくわからないウィスキーを使って、薄く作っても「特製ハイボール」です。

 

そして、出てきたのは、このお通し。



 

お通しの値段は、税込みで418円!

 

特製ハイボールの168円は、税別ですから、税込みでは185円。

 

気の利いたお通しなら許せますが、きんぴらごぼうが418円とは。

 

ハイボール1杯で終わると、特製ハイボールの1杯の値段は、実質的に400円くらいになってしまうわけです。

 

ちなみに、他のアルコールは、ほとんどが500円以上。

 

ホッピーセットが600円というお店は、なかなかありません。


山崎や白州のハイボールは650円でしたが、ホッピーセットと50円の差だと思うと注文する気持ちにはなれません。

 

こういうやり方は、リピート客は望めないと思うのですが。

 

 

昨年、手元にあったヘネシーX.Oを買取り店に売ったという話を書きました。


金キャップのグリーンボトルだったので、なかなか良い値段で売れたのですが、売った後に、「もう自分で買って飲むことはないだろうな」と思っていました。


3万円前後するので、自腹購入はちょっと無理です。


いったいどんな味だったのだろうと時々思い出します。


ところがなんと家内の実家に飲み掛けのヘネシーがあったのです。


亡き義父が大切に飲んでいたものです。


もう誰も飲まないと言うので頂いてきました。




キャップを取ろうとするとコルクが崩れてしまったので、別のウィスキーのボトルに一度移し、コルクの破片を濾し取りながら元のボトルに戻しました。


この作業中にも、室内に溢れる甘く強い香りは、ウィスキーにはないものでした。


小さなグラスで試飲してみると、室内に溢れていた香りが口の中いっぱいに広がりました。


コニャックは、あまり口にしたことがないし、知識もほとんどありません。


それでも、一度にあまりたくさんの量を飲むお酒ではない事はわかります。


1日の締めくくりに、ホッとしながら少量を楽しみのに向いたお酒なのでしょうね。


自宅にはサントリーXOがあるので、普段はこれを飲み、ヘネシーは、大事にいただこうと思います。


クライアントから依頼されたコンテンツ作りをしていていると、時々感じることがあります。

 

「誰のために作る教育コンテンツなのか?」という事です。

 

教育コンテンツは、学習者のためになるものを作りたいというのが、作る側の気持ちです。

 

当然の事だと思うのですが、同じ思いで依頼してくるクライアントばかりかと言うと、残念なことにそうではありません。

 

・これを作れば売れる

・予算がないけれど(≒お金をかけたくないので)数だけ揃えたい

・手間はかけたくない

・納期最優先

・体裁が整っていればよい(≒体裁が整っていないとだめ)

 

これらはどれも大切な事です。

 

でも、それが最優先になるのはまずい気がします。

 

スポンサーの思惑が最優先になるコンテンツは当然あってもいいし、あるべきだと思いますが、教育コンテンツは、学ぶ人のためになるように作ることが本質です。

 

だから、一度受けた仕事は、予算に関わらず、全力で取り組むという事を続けてきました。


この思いがクライアントに伝わない仕事は虚しさが残ります。


コンテンツを作り始める時は、まず学習者をイメージします。

 

例えば最近では、外国人技能者向けの教育コンテンツに取り組んでいます。

 

言葉だけではなく、日本の文化も日本人の働き方も何もわからず不安がいっぱいの人が学習者です。

 

教材を読み始めた時、少なくとも「頑張れば何とかなりそうだ」と感じてもらう事が必要です。


入り口で諦められてしまっては、話になりません。


このモチベーションを最後まで持続させるには、それなりの教材設計が必要です。


教材で学んだ外国人が、日本の現場で仕事を始めたときに「よく知っているね」「よく勉強してきたね」と褒められ、本人もさらに学ばなければと思う原動力となるような、気持ちのこもったコンテンツに仕上げたいと思っています。