こんにちは!山田です
早いものでもう9月になりましたね
最近は湿度が低く涼しい日もありますが
まだ30℃超えの暑い日もあるようなので、日中のお散歩を控えたり
水分補給をこまめにしたりなど、引き続き熱中症対策に気をつけましょう
また、熱中症の疑いがあるときは流水などで体を冷やし
動物病院にご連絡ください。
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夏は熱中症だけではなく、皮膚のトラブルも増える時期です
今回は膿皮症についてお話させていただきたいと思います
膿皮症
膿皮症とは「細菌による皮膚感染症」のことです。
感染がおきている皮膚の深さにより
表面性膿皮症
表在性膿皮症
深在性膿皮症
の3つに分類されます
猫ちゃんでは稀で、わんちゃんによく見られる疾患です。
原因
膿皮症の原因は、主にブドウ球菌という細菌です。
実はブドウ球菌は皮膚の常在菌なので、健康なわんちゃんの皮膚にも存在しています
このブドウ球菌が、高温多湿や免疫低下などのきっかけで増殖し
それにより皮膚で炎症がおきてしまう状態のことを膿皮症といいます
症状
皮膚の赤み
痒み
膿疱
(好中球や細菌などからなる膿がふくろ状に満たされていること)
カサブタ
フケ
脱毛
治療方法
○抗生剤
○殺菌効果のある薬剤シャンプー
原因でもお話したとおり
膿皮症はブドウ球菌が主な原因になるため、この菌に効果のある抗生剤を使用します。
しかし抗生剤が効かない場合は、使っている抗生剤に耐性をもった耐性菌がいる可能性があるので
培養検査や薬剤感受性検査をする必要があります
・培養検査・・・どのような菌がいるのかを調べる検査です
・薬剤感受性検査・・・発見された菌にどのようなお薬が効くのかを調べる検査です
わんちゃんの皮膚は毛で覆われていて症状に気づきにくい場合もあるので
定期的に毛を搔き分け皮膚の様子をチェックしてあげましょう
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