こんにちは!上地です
12月に入って、今年もあと1ヶ月を切りましたね
先月までは暖かい日もありましたが、
最近だと寒い日が続いていますね
寒い時期は、こたつや床暖房などの寒さ対策をすると思います。
冬の室内は暖房が効いていて「外耳炎」になりやすくなります
こたつや床暖房などでわんちゃんや、ねこちゃんの耳の中が蒸れて
細菌が増殖しやすくなってしまうのです
お耳を痒そうに掻いていたり、臭いがきつかったり、頭をよく振っているなどの
症状がみられたら外耳炎の可能性があります!
定期的にお耳のチェックをして気にかけてみて下さい
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前回は、心臓の働きについてお話させていただきました。
今回は心臓の病気で最も多く、死因の上位を占める疾患と言われている
「僧帽弁閉鎖不全症」についてお話させて頂きます
僧帽弁閉鎖不全症とは
左心房と左心室の間の僧帽弁が、遺伝的要因や加齢にともない
弁や腱索(筋肉と弁をつなげている糸のようなもの)が変性することで
僧帽弁の閉鎖がうまくできず、血液の逆流をおこしてしまう病態のことです。
逆流量が多くなり重症化すると肺水腫など、さまざまな症状が併発し
最悪の場合死に至る可能性がある病気です。
心臓の構造と働き
前回もお話させて頂きましたが、
心臓内には4つの部屋があり各部屋の間には弁がついています。
血液の流れは必ず一方通行になっていて
血液が逆流しないように血流をコントロールしているのが弁です
<原因>
僧帽弁閉鎖不全症の原因は、明確にされていませんが
最も多くみられるのは加齢性により、弁の形が変形してしまうことです。
元々薄い弁が厚くなることを肥厚と言われており
年齢と共に弁が肥厚することで弁同士がかみ合わなくなり、
弁がきちんと閉じなくなってしまい血液が逆流してしまうのです。
さらには、弁そのものを支えている
腱索が伸びたり、切れてしまうことで支えられていた弁が
正常な働きを行えなくなり、さらなる悪化を招きます
僧帽弁が正常に働かなくなり、血液の逆流量が多くなると
さまざまな症状が現れ、
最悪の場合死に至る危険性があります。
僧帽弁閉鎖不全症は、初期の段階では
症状が現れない為、気づきにくい疾患と言われています
次回は、僧帽弁閉鎖不全症の症状などをお話させて頂きます。
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