こんにちは中込です(*゚ー゚*)
暑い日が続いてそれほど雨が降らないまま梅雨が明けたと思ったら、
最近は豪雨だったりとすっきりしない天気が続きますね
ところでみなさん、フィラリア症の予防はもちろんですが、
ノミとマダニの予防はされていますか
最近ニュースでも取り上げられていますが、
マダニにが人にもたらす病気の一つである
SFTS(重症熱性血小板減少症)についてです
これまでに人がマダニに直接刺され、ウイルスに感染することはあったのですが
今回のように、マダニのウイルスが他の動物を介して
人に感染するというのは初めてだそうです
また、感染されて重症化するのは50歳以上の方が多いそうですので、
ご高齢の方や小さなお子さんがいらっしゃるお家は特に気を付けて
予防をされたほうがいいかと思います
わんちゃんやねこちゃんを守るためにはもちろんですが
わたしたち人を守るためにもしっかり予防しましょう
ノミマダニの予防は月に一回のお薬でできますので
まだされてない方は、お早めに動物病院を受診しましょう
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今回は前回に引き続きアトピー性皮膚炎についてお話いたします
診断
アトピー性皮膚炎は、
残念ながら一つの検査で診断することができません
アトピー性皮膚炎の他にもいくつか、
痒みを伴う皮膚炎があるため、
それらを検査し除外していくことで診断がつきます
痒みを伴う皮膚炎
1 ノミアレルギー(ノミの寄生)
治療法→駆虫剤を使用します。
2 疥癬(ダニが皮膚に寄生)
治療法→駆虫剤を使用します。
3 犬毛包虫症(毛包内にニキビダニが寄生)
治療法→駆虫剤を使用します。
4 マラセチア(マラセチアという真菌(カビ)に感染)
治療法→抗真菌薬や抗真菌シャンプーを使用します。
5 膿皮症(皮膚の細菌感染)
治療法→抗生剤や抗菌シャンプーを使用します。
6 食物アレルギー(アレルゲンとなる食物に反応し痒みが生じる)
治療法→〇血液検査を行い、どの食物がアレルゲンになっているかを
調べてアレルゲンとなっている食物を除外します。
〇アレルギーを起こさない『療法食』と水のみを
2カ月間与え、よくなる場合はアレルゲンとなる食物は
特定できませんが、食物アレルギーの可能性が高いため
療法食を続けます。
(よくならない場合は、食物性アレルギーの可能性は低い)
『これらの皮膚炎が除外された場合は、
アトピー性皮膚炎の可能性が高いです』
アトピー性皮膚炎は完治が難しいが疾患であり、
診断がつくのにも時間がかかってしまう事が多いですが
治療をしなければ症状も悪くなってしまうので
アトピー性皮膚炎とうまくつきあいながら
わんちゃんの皮膚のかゆみをできるだけ減らし、
負担を減らしてあげられるようにしましょう
次回は治療についてお話します(`・ω・´)ゞ
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