こんにちは。
院長の朝原です。
寒いですね。
そして、冗談のような大雪でしたね。
皆様は転んだりして怪我してませんか?
こういうときは雪まみれの病院の写真や、雪だるまの写真なんかを
貼り付けたりするところなのですが、、、
雪掻きでへとへとで写真撮り忘れましたorz
今回の雪掻きもお向かいのノーベルレザークラフト さんのお兄さんたちが
かなりお手伝いをしてくれたので、筋肉痛にならずにすみましたf^_^;
本当にありがたいです。
さて、前回の続きで下痢のお話です。
今回は細菌やウイルス、寄生虫が原因となる下痢です。
細菌性腸炎
クロストリジウム、カンピロバクター、ヘリコバクターなどの
胃や腸に常在する細菌が悪さをしたり、
細菌性腸炎で下痢をしたワンちゃんの排泄物を舐めたりすることで
感染して、下痢症状を引き起こします。
顕微鏡検査や細菌培養検査などで診断がすることが可能です。
通常は抗生物質や整腸剤、下痢止めのお薬で完治します。
ウイルス性腸炎
パルボウイルスやコロナウイルスに感染して下痢症状を引き起こします。
特にパルボウイルス感染症は致死率が高い病気なので、
感染を疑われる場合はできるだけ早期に治療を開始することが大切です。
混合ワクチンで予防できる病気なので、見かけることは少ないですが、
ワクチン未接種の仔犬などでは感染のリスクがあるので注意が必要です。
検査キットで診断ができますので、水様性の下痢や血便が出たら
便をサランラップなどに包んで動物病院で診察を受けてください。
また、感染力が強いので他のワンちゃんへの感染予防のため、
来院前に病院へ連絡をしておくとよいでしょう。
寄生虫
回虫、桑実条虫、糞線虫、コクシジウム、ジアルジアなどの
寄生虫が消化管内に寄生することで下痢を引き起こします。
便検査にて虫体や虫卵を発見することで診断できます。
駆虫薬で治療を行います。
駆虫薬は虫の種類で内服期間や内服回数が異なりますので、
主治医の指示を守って内服しましょう。