ウサギ年にちなんで、新年1回目はウサギネタを書いてみようと思います。
ペットショップさんなんかでも、かなりの売り場面積を占めているように、
最近ウサギを飼育されている方が増えているようです。
「うさんぽ」「うさぎカフェ」などなど、うさぎさん関連の言葉もできつつあり、
うさぎさんと生活されている皆さんには楽しみ増えてきているのではないでしょうか?
実際に、ペットショップさんにお邪魔してみると、うさぎグッズの多いことに驚かされます。
私も学生時代うさぎと生活しておりましたが、そのころはうさぎグッズなんてのは、
お店の隅のほうに申し訳程度に置いていあるだけでした。
トイレも1種類しかなかったし、フードも多くて2,3種類しか置いていなくて
本当に選択肢がない状況でしたね。
当時はうさぎ専門店なんてのもそれほどたくさんなかったのですが、こだわり派の私としては、
車で2時間くらいかけてうさぎ専門店で牧草やフードを購入してみたり、
いわゆる血統証付のお高いうさぎさんを見学してみたりと、
当時のバイト代の許せる範囲でできるだけよい生活をさせてあげたいと頑張っていたものです。
さて、本日はうさぎさんの体の仕組みについてです。
うさぎさんの特徴といえば、そう、耳です。
うさぎさんは体の大きさと比較してとても大きな耳を持ています。
うさぎさんは完全草食獣なので、いわゆる捕食被食の関係で言えば食べられる側です。
そのため、大きな耳でわずかな音も拾い上げて、危険を察知することができます。
また、大きな耳の中にはたくさんの毛細血管が走っていて、
体温が上がりすぎたりすると血管を広げて体温を下げたりする、体温調節機能も持っています。
次は、うさぎさんの視野についてです。
うさぎさんはどれくらいの範囲を見渡すことができるでしょうか?
ちなみに人間では片目で160度くらいを見渡すことができるといわれています。
では、うさぎさんはというと、片目で190度見ることができるそうです。
ほぼ真後ろまで見えてるということですね。
これも、おそらく食べられる側だからこそ発達した機能なんですね。
次は肉垂(にくすい)についてです。
女の子のうさぎさんでは2歳から3歳にかけて下あごの下に肉垂と呼ばれる「ひだ」が形成されます。
パッと見、すごい2重顎に見える部分です。
肉垂の中身はほとんどが脂肪なので、特に生活する面で異状が出ることはありませんが、
涎や食べかすで汚れると皮膚炎を起こしやすい場所なので注意は必要です。
ちなみに、男の子では肉垂は滅多にないです。私も肉垂がある男の子はまだ見たことがないです。
最後は生殖器についてです。
生後すぐのうさぎさんでは性別判定が難しいことがあります。
だいたい、早ければ生後2ヶ月くらいで判別できますので、
ご家庭に迎えた際に性別がわからなくても、少し成長すれば見分けることができますので、
うさぎさんの診療ができる動物病院に行かれるといいです。
男の子の睾丸は生後3ヶ月くらいでおなかの中から陰嚢(おふくろ)に降りてきます。
ただ、おなかの中と陰嚢をつないでいる管が太いため、簡単におなかの中に戻ってしまうので、
触れないからといってすぐに慌てなくても大丈夫です。
女の子の場合生殖器と肛門の距離が非常に短いので判別することができます。
また、男の子では陰嚢の脇、女の子では生殖器と肛門の間のすぐ脇に臭腺があり、大人のうさぎさんの生殖器の周りには臭いがきついカスがくっついていることがあります。
次回は骨や歯についてお話できればと思います。