昨日よりだいぶ冷え込んできましたが、体調などは崩されていないでしょうか?


さて、先日のブログにて告知させていただいた、

ハロウィンのおやつプレゼントキャンペーンは好評継続中です。
10月31日まで診察で御来院のワンちゃんに、ソルナ動物病院自家製のジャーキーを
プレゼントさせていただいております。


普段、病気をしていなくて動物病院に行く機会の少ないワンちゃんも、健康診断がてら
お気軽に病院にお立ち寄りください。


今年の猛暑が嘘のように肌寒くなってきました。
寒くなってくると、ワンちゃんや猫ちゃんも病気がちになってきます。
寒くなってくると多く見られる病気についてお話をしてみます。


まずは、猫ちゃんで最も多く見られる膀胱炎についてです。


膀胱炎のお話をする前に尿ができる過程について簡単に説明します。

体中を巡っている血液は、腎臓で体にとって必要なものと不要なものを振り分ける作業を行います。
必要なものは血管を通って体に帰っていきます。
不要なものは余分な水分と一緒に尿管を通って膀胱に貯まります。
膀胱に貯まった尿は、尿道を通って体外に排泄されます。



猫ちゃんはお水をあまり飲まない動物なので、ワンちゃんと比較すると尿量が少ないです。
寒くなってくると猫ちゃんの飲水量はさらに減り、腎臓で作られる尿量も減少します。

尿量が少なくなると、当然膀胱内に貯まる尿量も少なくなるので、

膀胱内にいつまでも古い尿が貯まったままになりなかなか体外に排泄されなくなります。


膀胱内に古い尿が貯まったままでいると、細菌感染しやすくなったり、

結石ができやすくなるために膀胱炎を起こしやすくなります。


また、寒さのストレスによって血液中に粘膜を傷つける物質が作られて、

膀胱の粘膜を傷つけて膀胱炎を引き起こします。


このように寒くなると猫ちゃんにとって、膀胱炎になるリスクが高くなります。


ご家庭でできる膀胱炎の予防法は、お水をよく飲ませることです。
水を全く飲まない子には、缶詰などのウェットフードを与えると、食餌から水分が多めに取れます。
また、ドライフードをお湯でふやかしてあげるのも、有効だと思います。


膀胱炎になると、尿に血液が混じったり、尿のにおいが臭くなったりします。
また、膀胱に違和感があるので、尿が貯まっていないのに何度もトイレに行くようになります。
膀胱炎は放置しておくと、膀胱結石や尿路閉塞の原因になりますので、早めの治療をお勧めします。




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