ハロウィンが間近に迫ってきましたね。
トリック オア トリーツです。
当院でも来院された患者さんに、おやつを用意いたしました。
10月21日から30日までの間に診察で来院されたワンちゃんに
当院自家製のジャーキーをプレゼントいたします。
もちろん、保存料や添加物は不使用です。
できるだけ来院された皆さんにプレゼントできるように、
現在、急ピッチでジャーキーメーカーに頑張ってもらっています。
ちなみに下の画像は鶏のササミです。
皮膚アレルギーがあるワンちゃんにも対応できるように、
牛、鶏、豚の3種類をご用意してます。
お近くにいらっしゃった際には、健康診断がてら是非お立ち寄りください。
さて、話題を変えて本日は肛門嚢についてです。
肛門嚢、臭嚢腺、臭い袋などなどいろいろな呼び方がありますが、
肛門の脇にある臭い液体が出るヤツです。
下手な絵ですが、下に絵に書いてみました。
あの臭い分泌物は、ワンちゃんにとって名刺みたいなものです。
ワンちゃん同士が出会ったときに、お尻の臭いを嗅ぎあうのはそのためなのです。
分泌物もサラサラした液状のワンちゃんもいれば、
砂利みたいに固まっているワンちゃんもいます。
通常は便を出す為にいきんだ時に、便と一緒に分泌物も出るのですが、
分泌物が出にくいワンちゃんの場合、袋の中に分泌物が溜まって
炎症を起こしたり酷くなると破裂してしまいます。
この状態を肛門嚢炎といいます。
肛門嚢炎はワンちゃんに限らず、ネコちゃんでも時々見られる事があります。
肛門嚢炎になった場合、抗生物質と消炎剤で炎症をおさえる治療を行いますが、
何回も繰り返して破裂するのであれば、手術で肛門嚢を摘出する事もあります。
トリミングに定期的に行かれている方や、病院で定期的に処置をしている方であれば
特に心配する事はないかもしれませんが、肛門嚢ってなに?とか自宅でシャンプーをしているけど
上手く肛門嚢を絞れているかわからないなんて方は要注意です。
肛門嚢に分泌物が溜まってくると、ワンちゃんはお尻を擦るような歩き方をします。
うちの子は大丈夫かしら?と心配でしたら、一度動物病院でチェックしてもらってもいいと思います。