本日はアレルギー性皮膚炎についてです。
アレルギー性皮膚炎には様々なものがあり、
食餌によるもの、花粉によるもの、ハウスダストによるものなど
原因を挙げていくときりがないです。
アトピー性皮膚炎なんかもアレルギー性皮膚炎の一種です。
アレルギー性皮膚炎にも軽度なものから、重度のものまで様々あり、
たまに痒がるワンちゃんもいれば、年がら年中痒くて血が出るほど
掻き毟ってしまうワンちゃんもいます。
当院でもアレルギー性皮膚炎のワンちゃんの治療を行っています。
当院では、まず何に対してアレルギーがあるのか、血液検査を
実施いたします。
検査にて食餌に対するアレルギーが強いのであれば、食餌療法を
行います。
また、環境(花粉やハウスダスト)に対するアレルギーが強ければ
内服薬を中心とした内科療法を行います。
今回は当院にて内科療法を行っているワンちゃんの画像をお見せしたいと思います。
治療前の背部
背中の毛が全体的に薄く、毛艶が乏しいです。
治療1ヶ月後の背部
毛の量が増え、毛艶が改善してきました。
治療前の腹部
腹部の毛が薄く地肌が見えています。
また、腹部の皮膚が紅く炎症を起こしています。
治療1ヵ月後の腹部
腹部の毛が増え、地肌も隠れるようになりました。
また、腹部の皮膚の炎症が治まって、紅みが減少しました。
全てのワンちゃんで劇的な改善が認められるわけではないですが、
ほとんどのワンちゃんが、以前よりも楽に生活が出来るようになって
いるようです。
痛みや、痒みは生活の質を著しく低下させてしまいます。
当院では、副作用の少ない内服薬によってアレルギーの治療を
行っております。
痒みでワンちゃんが苦しんでいるようであれば、
当院までお気軽にご相談ください。