ウサギオーナーの皆様
皆さんのおうちのウサギさんは健康な咬み合わせをしていますか?
前歯が牙のように伸びていたり、ご飯の食べつきが悪かったりしていませんか?
ウサギさんで来院される原因のベスト1はブログのタイトルの通り、不正咬合です。
いわゆるミニウサギと呼ばれているMIXウサギさんにももちろんですが、
ネザーランドドワーフなどの超小型のウサギさんで咬み合わせが悪い子が
多いような気がします。
おそらく、小型に改良していく際にあごの骨などに無理が出ているのかも
知れません。(勝手な私見です)
当院は開院して間のない病院ですが、ウサギさんの来院率が高いようで、
そのほとんどのウサギさんが不正咬合の為来院されています。
私自身、学生時代にウサギオーナーだった事もあり、
専門医ではないですがウサギさんの事はいろいろと勉強していたので、
わかる範囲で診療させていただいております。
当院では極力麻酔を使わずに不正咬合の治療を行っています。
現在のところ、他院にて麻酔をかけないと無理といわれていた子も
麻酔せずに処置ができていますので、
このまま麻酔をかけずに処置でき続ければと思っています。
ちなみに、不正咬合の予防法は牧草をよく食べる事です。
固形ペレットばかりですと、どうしても噛む回数が減ってしまい、
咬み合わせが悪くなってしまうようです。
以前担当させていただいたウサギさんで、
仔ウサギの時に口から出血するほどひどい不正咬合の子がいましたが、
食餌を牧草中心に切り替えていただき、適切な歯切り処置のみで
正常な咬み合わせに完治した子もいました。
もちろん、牧草が嫌いな子もいると思いますが、
牧草を食べてくれるのであれば、
固形ペレットを制限して牧草中心に切り替えることをオススメします。