本日はX線防護工事とサッシ周りの基礎作りでした。
X線防護工事ってなんだ?ですね。
X線とはレントゲンを撮るときに出る放射線の一種です。
写真はフィルムに光が当たって、像がフィルムに写ります。
レントゲンはフィルムにX線が当たって、像がフィルムに写ります。
動物病院は小さな総合病院ともいわれていて、
小さな建物の中で内科、外科、小児科、皮膚科、眼科など
獣医師が診察できるものは全て診療を行います。
そのため、当然レントゲンもあるわけです。
通常レントゲンを撮ると、レントゲンの機械から
X線が患者さんの体に向かって出ます。
ほとんどのX線は患者さんの体に当たっておしまいなのですが、
ほんのわずかなX線が反射して患者さん以外の部分に飛んでいきます。
X線は放射線なので、大量に浴びてしまうと体に影響を及ぼします。
その反射したX線がレントゲン室から外に出ないように、
X線を遮断する効果がある鉛の壁でレントゲン室を
隙間無く覆ってしまいます。
その工事のことをX線防護工事といいます。
実際の画像は下のような感じです。
この鉛の壁でレントゲン室全体を覆ってしまえば、
X線が外に漏れる事はありません。
次にサッシ周りの工事です。
当院のテナント物件は、天井以外に何も無い、
いわゆるスケルトン状態です。
物件によってはトイレがあったり、自動ドアがついていたり、
前のお店が使っていたキッチンが残っていたりします。
前述のとおり当院の物件には全く何も無い状態なので、
入口の扉や窓をつけなければいけません。
その入口の扉や窓をつけるために、
取り付ける場所に溝を掘ります。
職人さんがテナントと外の境界部分を、コンクリートを切るカッターで切った後、
ドリル的なもの使って掘っていきます。
ものすごい騒音でかなりご近所の方にご迷惑を掛ける感じです。。。
掘り終わった後はこんな感じに仕上がりました。
この溝に扉や窓の枠を埋め込んでいきます。
現在、当院は外と中がシャッターでしか区切られていないので、
早く入口や窓ができるといいなと思います。