本日はX線防護工事とサッシ周りの基礎作りでした。


X線防護工事ってなんだ?ですね。

X線とはレントゲンを撮るときに出る放射線の一種です。

写真はフィルムに光が当たって、像がフィルムに写ります。

レントゲンはフィルムにX線が当たって、像がフィルムに写ります。


動物病院は小さな総合病院ともいわれていて、

小さな建物の中で内科、外科、小児科、皮膚科、眼科など

獣医師が診察できるものは全て診療を行います。

そのため、当然レントゲンもあるわけです。


通常レントゲンを撮ると、レントゲンの機械から

X線が患者さんの体に向かって出ます。


ほとんどのX線は患者さんの体に当たっておしまいなのですが、

ほんのわずかなX線が反射して患者さん以外の部分に飛んでいきます。


X線は放射線なので、大量に浴びてしまうと体に影響を及ぼします。

その反射したX線がレントゲン室から外に出ないように、

X線を遮断する効果がある鉛の壁でレントゲン室を

隙間無く覆ってしまいます。

その工事のことをX線防護工事といいます。


実際の画像は下のような感じです。



ソルナ動物病院ができるまで-10.05.211


この鉛の壁でレントゲン室全体を覆ってしまえば、

X線が外に漏れる事はありません。



次にサッシ周りの工事です。

当院のテナント物件は、天井以外に何も無い、

いわゆるスケルトン状態です。

物件によってはトイレがあったり、自動ドアがついていたり、

前のお店が使っていたキッチンが残っていたりします。


前述のとおり当院の物件には全く何も無い状態なので、

入口の扉や窓をつけなければいけません。

その入口の扉や窓をつけるために、

取り付ける場所に溝を掘ります。


職人さんがテナントと外の境界部分を、コンクリートを切るカッターで切った後

ドリル的なもの使って掘っていきます。



ソルナ動物病院ができるまで-10.05.213


ものすごい騒音でかなりご近所の方にご迷惑を掛ける感じです。。。


ソルナ動物病院ができるまで-10.05.212


掘り終わった後はこんな感じに仕上がりました。


この溝に扉や窓の枠を埋め込んでいきます。

現在、当院は外と中がシャッターでしか区切られていないので、

早く入口や窓ができるといいなと思います。


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