求め合い
信じ合い
捧げ合う
愛することはとても単純なことだ
求め合い
信じ合い
捧げ合う
愛することはとても単純なことだ
男「あんまりキテレツすぎると頭イカレちゃうよ」
女「あなたは自分が純真たる審判のつもりなの?
澱みなき世界のこびとさんには
理解の範疇超えちゃうのね
あなたにはガードレールのある道を
安全運転してるのがやっぱりお似合い
急カーブで道を踏み外しても
重力さえなければどこまでも行けるのよ」
男「重力も圧力もあるのが澱みなき世界の常さ、
君も僕もそこにいるはずだろ?」
ぺしゃんこになる前に静かに警告してるんだよ。
ガードレールは君にとっては自由と圧制の境界線なのかい?
蝋燭に燈る焔の種
垂直にこわばったそれは微動だにせず
この世が静寂に包まれていることを知る
光が照らす闇までの境界線に対峙するふたり
「愛してる・・・」
男がつぶやく
「信じてる・・・」
女がささやく
微かに響いたそれらは
空気の波紋を呼び
瞬く間に灯火が応えた
怯えるように光のひれをたゆたわせながら
憂いの山吹色から情熱色の緋へと変えていく
照りついた世界はかげろうに歪み
凍りついた蒸気をいつしか溶かし
そして燃やし尽くしていく
光あるこの世で
窒息するまで