ともしび | SOLUNAR

SOLUNAR

日記のように日々をつづる

蝋燭に燈る焔の種


垂直にこわばったそれは微動だにせず


この世が静寂に包まれていることを知る


光が照らす闇までの境界線に対峙するふたり




「愛してる・・・」


男がつぶやく




「信じてる・・・」

女がささやく




微かに響いたそれらは


空気の波紋を呼び


瞬く間に灯火が応えた


怯えるように光のひれをたゆたわせながら


憂いの山吹色から情熱色の緋へと変えていく



照りついた世界はかげろうに歪み


凍りついた蒸気をいつしか溶かし


そして燃やし尽くしていく





光あるこの世で 


窒息するまで