彼がいれば
陽気でおどけた笑顔の中に、
どうしても隠せない、人間くさい不器用さが滲むような人だった。
ちょっと不器用でもみんなが彼を愛し笑い合い、堂々と真ん中にいる人だった。
そんな彼に世の中は優しく
(それは彼が愛される人格を持って、人に接してきたからだと思う。)
そんなやさしい世界に、大丈夫だといつも安心感を貰っていたのかもしれない。
彼が居なくなって世の中は少し寂しくなった。
まさか、上島さんにこんな感情を抱くとは
鬱々とした人ほど、いつの間にかその存在に救われていて
居なきゃならない人だったのかも、しれないな。
優しい人がまた一人、居なくなってしまった。
奢りのない姿、輪の中で楽しそうにいる姿
ネタ中の必死で真剣な姿
どれもこれも、貴重でかけがえのない姿だったのだ
今になって気付かされる。