サマセット・モーム
『人間の絆』 より抜粋
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自己を完全な、独立した個性として意識することは、必ずしも万人一様ではない。
自己を他人から区別する感情は、たいていの場合、
思春期と一緒に来るものだが、それは必ずしも、
自己と他の人間との相違を、はっきり個人の目につくまでに発達させるとは限らない。
むしろこの人生において、幸福なといわれるものは、
あたかも蜜蜂箱における蜜蜂のように、ほとんど自己を意識しない人間である。
つまり、そうした人間のほうに、幸福をつかむ機会は一番大きいからだ。
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蜜蜂箱における蜜蜂とは、
組織における組織人と同意か。
--- y.