こんな風に、自分の言葉を綴るようになるとは、
思わなかったんだ。

当たりさわりのない、誰の心も傷つけない、言葉だけを
慎重に、選び取って、その上澄みだけを、ほんの少し、表にだしていたんだ。


何を恐れていたのか。
何を怖がっていたのか。


プライドか。
見栄か。


プライドを、ちょっと横にそらす。
捨てるのではなく、そらすだけ。

そんなようなことを、宇野千代さんがどこかで言っていたと、
なにかで読んだ。


いろいろなものを身につけすぎて、動けない。
でも、動くためには、身軽にならなきゃ。

捨てる必要はない。
少しだけ、脱いで軽くなってみる。


すると、見える景色が、それまでとは違ってみえる。


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今日も、気をちょっとそらしてみよう。