今日は、華道があった。


3回目なので、まだまだ初心者だ。



K先生がとても魅力的。


思わず、手を止めて、K先生の話に聞き入ってしまう。


そうなのだ。

華道のお稽古の最中に、

K先生はずーーーーとしゃべりっぱなし。


その話の面白いこと、面白いこと。


いろいろな経験を、自分の血とし肉とし、

うまい具合に栄養に変えて、自分の細胞を作っている、

そんな方だ。



今日も、また感慨深いお話を聞いた。




K先生はもともと、ある原作(ドラマ)の舞台となった大病院に勤めていて

外科の先生10人くらいの秘書として、働いていたそうだ。


もう、忙しくて忙しくて、、、という日々だったらしい。


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例えば、

外科先生のランチを手配する。


自分もまだ食べていない。

だからついでに、自分の分も頼んで、合間にかき込むように食べる。


少し時間がとれたら、まぁ、カレーでいいや、という感じで食べる時もある。



先生に、お茶を出す。コーヒーを出す。

余ったから、ついでに自分も、それを飲む。


ずっとお茶、コーヒーだったから、今度はジュースにしようか。

じゃ、ということで、自分もそれを飲む。


先生が、何かで大きく成功する。 

時には失敗する。


すると、その時の先生の感情が、自分に流れ込んできて

まるで自分のことのように、涙を流す。


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そんな毎日。。


そうしたら、K先生、味覚が無くなってしまった、のだそうだ。



自宅に帰ってきても、先生方の感情がそのまま抜けきれずに、

気持ちの切り替えができなかったそうだ。



自分の意志で決めない、ということをあまりにも長く続けたために、

自分のことを、自分でコントロールしている、という感覚が

非常に薄れてしまった、らしい。



それで、K先生は、華道を習い始めた。



とにかく、自分のことだけを考える時間を持つために。


他人のことではなく、自分にしっかり、意識を向ける時間を確保するために。



週1回。

疲れてても、酔っ払ってても、

「とにかく来なさい」と、華道の先生がいうので


フラフラになりながら行くと、

二人羽織のように先生が覆いかぶさって、花を活けたのだそうだ。



そして、そういうフラフラになりながら活けた花が、

普通のときに活けたものよりも

非常に素晴らしく、よい出来栄えになるんですって!



そのときの感情を、すべて花に移したのだろうか・・


K先生は、今でも、

熱があるときや、具合が悪い時に活けた花は、

非常に良く、美しく、仕上がるのだそうだ。




この話には、本当に、びっくりした。




マイナスのエネルギーは、決してマイナスのものではなく、


出し先、つまり、表現の方法を与えてやれば


もしかしたら、ものすごく良いものが出来上がるものなのかもしれない。




どんな出し先=表現方法を与えてやるか。


それはきっと、自分次第でいくらでも、どうとでもなるし、


与えてやること、は

もしかしたら、自分に対する、最も大切な志事、なのかもしれない。



だって、誰にも用意できないんだもの。


自分用には、自分で用意するしか、ないんだもの。



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今日も、気をつかんでみよう★