毎日、暑い。
夏だ、盛夏だ、真っ盛りだ。
街の人々を観察していると、面白い。
扇子を持つ手の動きの激しいこと、激しいこと。
タオルハンカチでも間に合わなそうな、大量の汗を吹き吹き。
日傘に、帽子に、腕にはながーい日よけカバー。
その表情は、一様に固く
眉間には深いミゾが表れている。
もう、嫌だ、なんて暑さだ、耐えられん。
うわーん、何とかして、この熱気。
人々のそんな心の声が、聞こえてくるようだ。
泣こうがわめこうが、この暑さは変わらないのだから、
ことさらにそれを嘆いても、しょうがない。
自分でコントロールできないことに、
心を煩わされたり、
思考を持っていかれるのは、もったいない。
夏は、素晴らしい。
例えば、
これだけ暑いと、ビールが最高に美味しい!
最初の一口なんて、本当に美味しくて嬉しくなる。
また、シャワーで汗が流れていく感覚も、最高に気持ちがよい。
木陰に入ったときの、フワッと肌を撫でるような風を感じたとき。
あまりの眩しさに、目を細め、
ふと見上げたときに見える、木々の葉っぱの間から漏れてくる日の光。
蝉の鳴き声と、風鈴の音。
水遊びする子どもたちの、悲鳴ともいえる歓喜の声と、水しぶき。
青い空に浮かぶ、もこもこと弾力のありそうな、大きな、大きな、雲のかたまり。
なんて素晴らしいのだろう。
そう思えるのは、これが永遠には続かないと知っているから。
いつか、変わると、知っているから。
いつか、
太陽の光は弱くなり、風の温度も変わり、
雲の形も変化する。
そうなることを、知っているから。
だから、今をそのまま、感じようと思っている。
このうだるような暑さが、愛しくてたまらない。
二度とこの時間は、戻らないから。
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今日も気を送っていこう★