全く、走れない人が、フルマラソンを目指すとどうなるか。


人からもらった、サイズが全く合っていないシューズで走っていたら、
シューズを買いなさいと、言われた。


綿の普通のTシャツで走っていたら、
汗で体が冷えるから、ちゃんとしたランニング用のシャツを買いなさい、と言われた。


とにかく、そんな状態から始めたトレーニング。
全く、何も知らない、素人だ。


皇居へ誘われて、走りに行った。


でも、1周5キロが走りきれずに、途中から歩き、
ゴールの公園のベンチにたどり着くと、動けなくなってしまった。


8月の真夏だ。
走れなくて、当然だ。


あの日の夕日の、切なさよ。
今でも目に浮かぶ。


私、本当に、42キロなんて走れるのかな。。



それでも、コーチが、私のために組んでくれたトレーニングメニューをこなした。
それしか、私には道はない。


仕事が終わって、大急ぎで帰宅。
新品のランニングウェアと、シューズに着替えて、走りにいく。


住宅街を抜けるとき、家々から夕餉の匂いがしてくる。
また、切なくなる。


なぜ、私は走っているのか?
よく、分からない。


誰に強制されたわけでもないのに、私は、走っている。
何でだ?


頭の中は、???でいっぱいになりながら、それでも走った。



プロモーションの企画は、私が走っても走らなくても、順調に進むはずで、
実際そうだった。
なんだか、道がそれてしまったような気がする。



それでも、定期的にチームのみんなに会い、一緒に走った。


一番、嬉しかったのは、走った後のビールが、最高においしいこと!!
仕事のあとのビールも美味しいが、
走った後は、格別!



そんなこんなで、友人に誘われて
ハーフマラソンにエントリー。
確か、9月か10月くらいだったと思う。


ムリだ、無謀だ、当然だ。
3時間の時間制限ギリギリにゴール。


後半、ほとんど歩いた。
走れないのだ。
足がいうことをきかなくなった。



あーあ、歩いてしまった。
完走できなかった。


と思ったら、ゴールで待っていたコーチが
「完走おめでとう!」と言った。



走っても、歩いても、時間制限内にゴールできれば
それは「完走」というのだ、と初めて知った。



なんだか、ちょっと嬉しかった。
完走したんだ、ワタシ。
ハーフ。
うふふ。歩いたけど(笑



そして、少しずつ、長い距離が走れるようになってくると、
歩かない、というだけで嬉しかった。



だけど、待っていた。


徐々に秋風が吹くようになったころ。
走る人の宿命が。


左ひざの故障。



「ケガ」と言わずに、「故障」と言う。
それも初めて知った。


みんな、嬉しそうに自分の故障話をするのだ。
まるで、病気自慢をするように。



私も、「いやーちょっと故障しちゃって」なんて
いっぱしのランナーのように話したりした。
 ・
 ・
 ・

今日は、オチが見つからない。


ムリにひねり出そう。


故障は、その根本を治さないと、再発する。


うーん、お後がよろしいようで(?)



---
今日も、気にのっていこう★

つづきは、また明日。