カイロの旅の話。
その日は、カイロからアブシンベルまで、夜行列車で向かう。
18:00、ホテル横のいつものカフェで、
日本語ガイドのアハッマドさんと、
旅行社のアハッマドさんと、時間までお茶をする。
注)二人とも同じ名前です
18:30には、カフェを出発して、駅へ向かうという。
まだ時間がある。
ちょっと、そこら辺を散歩してこよう。
18:30までには戻ります、といって一人でプラッと出た。
右へ出て、大通りをまた右へ。
通りにぶつかったので、また右へいく。
すると、なんとも魅力的な市場があるではないか。
狭い通りに、ずらーーーーーと並んだ、テントを張っただけのお店が
たくさん並んでいる。
夕飯の買い出しの様子の、町の人々を眺めながら、その通りを入る。
ちょっとのつもりが、ずいぶん進んでしまった。
でも、このまままっすぐ行けば、もとのカフェのある通りに出られるはず、
と思ったら、まったく違う、道に出てしまった!!
道に迷った!!
どうして?!
右へ曲がって、右へ曲がって、右を曲がったのだから、もとに戻るはずなのに!
あかーん。
もう18:30だ。
間に合わない。
いま来た道を戻るには、遠すぎる。
ここはどこ?
うえーん、通りが暗くてこわいよ~
レストランがあった!
渡りに船!
奇麗。
ここなら、大丈夫。
道を聞こう!
出てきた親切な男性は、しかし、英語が話せない。
わたしは、アラビア語はまったく分からない。
とにかく、旅のしおりを見せて、ホテルに電話番号をかけてもらう。
つながった!
「アハッマド、プリーズ」
ホテルのロビーにいるはずの、アハッマドさんを呼び出す。
2人とも同じ名前だから、どっちかが出てきてくれるはず。
そんなこんなで、すったもんだの挙句、
レストランの男性に、タクシーを呼んでもらい、ホテルへ向かった。
ぼったくろうとする運ちゃんに、私の帰りを待ち構えていた二人のアハッマドが、
マシンガントークを、同時に浴びせかける。
ぼったくられずに済んだ。
よかった。
とにかく、帰ってこられて良かった。。
あーーん、怖かったよーー
そして、夜行列車にのって、一人、思った。
いつも、そうだった。
いつも、何かがあっても、必ず助けてくれる人が現れた。
必要な時に、必要な助けが、必ず現れた。
辛い時期を、何とか歯を食いしばってやりすごし、
グチを言わず、後ろ向きにならず、一筋の明かりだけを頼りに
しっかり、しっかり、歩いていると、必ず、助けは現れる。
信じること。
何があっても、信じること。
そうすれば、必ず、道は開かれる。
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今日も、気にのっていこう★