3年前に、チュニジアへサハラ砂漠を見に行きたくなった時も、
今回と同じようにツアーに参加した。


その時は、私と同じように一人参加の方が数名いて、
終日、行動を共にするうちに、仲良くなり
いまでも交流が続いている。


だから、今回の旅も、それを期待していたのだ。
一人参加でも、英語が話せなくても、誰かのあとにくっついていればいいや、と。


いやはや、本当に、びっくりした。
完全な一人旅になるとは。
しかも、海外。


でも、基本的に、全ての出来事には、意味があると思っているので
今回も何か、私にとって意味があるのだろう。
これは、必然なのだろうと思った。


そして、意味は、大いにあって、私に降りかかってくることになる。


ドバイに着いたのが、現地時間で、am7:30。
出発まで時間があるようだ。


カイロ行きの飛行機が出る搭乗口の場所を確認し、
時間をつぶすための場所を探して、ドバイ空港のなかをウロウロ。


アイリッシュバーを見つけた。
今は、日本時間だと深夜だ。
ビールを飲もう!


バーの中は、いろんな人がいた。
肌の色、髪、服、言葉、ジェスチャー、仕草、本当にさまざま。


そんな人々を眺めながら、一人カウンターに座ってビールを飲んでいると、
右隣のおじさんが、私を見て、ほほ笑んだ。

きっと、「顔が真っ赤だな」と思っているに違いない。
まぁ、気にしない。
気にして、赤いのが、白くなるわけもないのだ。


そして、本を読んだりして時間をつぶし、
それにも飽きたので、バーを出て、搭乗口前のソファで待つことにした。




気が付いたら、うたた寝をしてしまっていた。
時計を見ると、出発時間を過ぎている。
おかしいな、遅れているのかな。

同じカイロ行きの飛行機に乗る人々が、ざわざわし始めたら
さすがの私だって、起きるはずなのに。。


でもでもでも、どうやら、飛行機は出発したようだ。
私は乗り過ごしたらしい!!


どうする、どうする、問題発生!
まず、必要なことは・・エミレーツ航空に交渉!


でも、カウンターがどこにあるのか分からない。
人に聞いてその辺りまで行くものの見当たらないので、
また人に聞くと、まったく違う方向を言う。


何といういいかげんさだ。
分からないなら、分からないと言ってほしい。
日本人は、日本語を話す人は、いないのか。


ようやくたどり着いたカウンターでも、たらい回し。
交渉決裂!
というか、私の英語が通じない!


しょうがないので、カイロ在住の日本人ガイドに、電話することにする。

電話はどこですか?
また、人に聞く。


公衆電話があって、よかった。
とても高いテレフォンカードを買って、いざ公衆電話へ行ってみると
さまざまな電話があって、よく分からない。


たまたま通りかかった係りの人を捕まえて、電話の掛け方を教えてもらう。
よかった、親切な人で。


つながった!
カイロ在住の日本人ガイド!
この人は緊急時の、連絡先リストに書いてあった人。


いきなりの、私の電話に驚きながらも
東京の旅行会社から、私のiPhoneにかけるから、待つように、と言ってくれた。

良かった。
何とかなりそうだ。。。


と思ったのもつかの間。


結局、私のiPhoneで、東京の旅行会社の担当者と、エミレーツ航空の担当者と
やりとりをしてもらい、
出た選択肢が、次の2つ。


(1)追加料金13万円を払って、カイロまで行き、旅を続ける。
(2)このまま、成田へ帰る。


そんなーーー!
そんなバカなことってある?!
今回の旅行は、そもそも結構高いのだぞ。
追加料金!?


どうも、カイロ行きに乗らなかった時点で、

ドバイ→カイロ はもちろんのこと、
カイロ→ドバイ→成田 の帰りのチケットまで、全てキャンセルされたしまったらしいのだ。


うーーーーむ。
成田へ帰る選択肢は、ないだろう。
卒業旅行なのだ。
せっかく、課題をこなして、ここまでやってきたのだ。


結局、追加料金を、その場でカード決済し、次の便でカイロへ行くことにする。
やっぱり、英語は話せないとダメだ。
しみじみ思った。



●まとめ(意味)
英語は、しっかり勉強すべし。
最低限のコミュニケーションが取れる程度には。




★余談

私と同じように、何らかの事情で、飛行機を乗り過ごしたらしいアラブ系のご婦人が
同じく、どこか交渉場所を探している風情。


ある一人の若い係員に、私たち二人は連れられて、空港内を歩いていると
その係員は、ご婦人に「あなたはあっち」と言った。


そして、私と二人になると、突然
君は日本人か?
僕は横浜に行ったことがある。
ほら、これは東京ディズニーランドに行った時の写真だよ、などと話しかけてくる。
そして、電話番号を言ってきた。


いま私は、どこかへ電話をして英語で交渉する勇気はないので、
聞かなかったことにする。


そして、延々歩いて、ようやくたどり着いたエミレーツ航空のカウンターで、
さっきのご婦人が、泣きそうな顔で佇んでいる。


同じ場所を目指していたんじゃないの!
延々遠回りさせて、ナンパ?!
さっきの電話番号は、君のケータイの番号か?


その男の子は、じゃあねぇ~なんて感じで、去っていく。
なんだか、もうあきれてしまって、怒る気にもなれない。
笑ってしまった。


日本男子も、これくらい軽く女の子に声をかけてみても、良いのでは、

なんて思ってしまった。