私が、人生で集めているものの一つに、人の眼 がある。


眼は口ほどに物を言う。


人が、普段、見せるものとは違った眼を、私だけに見せてくれたとき、
私は、至福の喜びを味わう。


2人だけでいるときに、見せるその表情、眼を、私は絶対に見逃さない。

見逃したくない。


とても大切な宝物を、そっと、私にくれたみたいな気がして、涙ぐんでしまう。

そんな時、言葉はなにも出てこなくて、どうにもならない気分になってしまう。



ずっと長いこと、いろいろな話をしていたはずなのに
その内容をほとんど覚えていない、ということはよくある。


でも、その時の、空気や、景色、匂いなどと一緒に
そのときの眼を、とてもよく憶えている。



それは、とても美しくて、切ない。



普段見せるものとは違った、その眼は、その人の魂が映っている。


突然差し出されたその宝物を、私は、受け取ることだけで精一杯。

胸がいっぱいになってしまう。


そして、また、眼から水がこぼれてしまう。



そうだ、分かった。
人生で、大切なものは、この切なさからくる感情。


それが、相手の眼に映っているから、言葉をなくしてしまうのだ。





今日も、気に乗っていこう★