先週のショーについての番外編。
運転し始めて、何だかんだで10年くらい経ち、
何回か肝が冷えるような道も経験し、ちょっとやそっとじゃビビらねぇぜ!
と思っていましたが、会場までの往路、文字通り「生きた心地がしなかった」
そのお話。
我が家から、ショー会場までは直線距離で200数十km。
高速を使って都市圏を大きく廻るルートで行くと、プラス約100km。
浜松出身の友人達や、頻繁に静岡へ行く知人達が皆、
「途中で高速を降りて山越えするのが最短ルート。渋滞もしない」
と、常々言っていたし、地図で見ても明らかにその方が私好みのルート(私は下道の山越えが好き)
季節柄多少の不安はあったけれど、
北上するんじゃなくて南下するんだし~
そもそも行く先は南国静岡だし~
山道ながら車の通行も多い国道だし~
…と、峠越えルートで行く事に決めていた。
当日、出がけに雪がシンシンと降り出すも、
高速を降りて山に入るまでの道に雪はなく、
ケータイでちょこちょこ見ていた道路交通情報も、特に何も言わない。
……私は知っていたはず。
山道はコーナーを曲がると突然雪が現われたりするってこと。
ぎゃっ!と思った時には身動き取れなくなって泣きを見るってこと。
…そして、愛車スパ子にはパワーが無いということを。
けれど、急いでもいたし、週末を前に多少ハイになっており、判断を誤ったとしか言いようがない。
4WDではない私の愛車。
雪の坂道で一旦立ち往生したら、前にも後ろにも動けなくなる可能性がある。
フルタイム1stギアで、スピードを落とさず、ブレーキも踏まず峠を登りきりました。
くそったれ、標高800m前後のくせに何だってこんなに積もってんだ!(私の家は標高780m)
と後悔し始めた頃には、戻る選択肢は無かった…
戻る=決死の思いで越えて下って来た峠を、また登らなきゃいけないということ。
つまり、止まるかも知れないということ。
その上、高速まで戻って大回りをしなければならず、時間も厳しくなる。
行っても戻っても立ち往生するかも知れないなら、行ける所までは行ったろうじゃねぇか!
前身あるの~~み!
それで間に合わなかったら、そん時ゃその時!!
「女は度胸じゃ!HIMA、行くよ!!」
バックシートで眠そうな顔をしている翌日の主役は、こちらの覚悟をよそに、
窓から鼻を突き出して、嗅ぎなれぬ匂いを吸い込むのに一生懸命。
「大好きな山、雪の匂い…けれど、いつもと違う場所…」
と、HIMAが思ったかどうかは定かではないけれど、
当犬は確実に、吹雪の様相を呈し始めた天気にわくわくしていた。
何度、もう止まろうと思ったか知れない。
けれど一度でもチキッて、ブレーキを踏んだらアウト。
「止まるな、スパ子!頑張れ!」と心の中で叫びながら(声も出てた)、
丸2時間、あんなに真剣に運転したのは、何年振りだろうか。
雪の心配がなくなった里まで下りて来た時、手は汗ぐっしょり…
ちゃっかりお腹まで空いていた。
「雪なくなっちゃったの…↓」とでも言わんばかりに、残念そうに外を見ているHIMAを振り返り、
「HIMAちゃん、アナタ残念そうだけど、あたし人生で初めて、雪が無くて嬉しいって心の底から思ったよ…」
一皮剥けた気分を味わうも、復路は大人しく高速を使って遠回りをしよう。そうしよう。
けど、あの道を越えるなんて、あたしまだまだやれるね!(何が)
と、鼻息荒くもスパ子を労いながら走る町中の道の、何と走りやすいことよ!
車の運転に人柄が出ると言うのは本当にその通りだとつくづく思う。
…だって、私の性格そのまんま。
何とかなるっしょ!戻るよりは行く方が良いよ!
行かなくても後悔するなら、行って後悔する方が良いよ!
てか多分、きっと何とかなるから!(←“きっと”と“多分”では確度が大分違う事に気付いていない)
…と、根拠のない自信に裏付け(?)された行き当たりばったり根性で突撃し、
当然ながら「ひ~~~っ、あたしのバッカヤロウ~~~っ(泣)」となるも、
度胸!根性!等という、これまた極めて根拠のないものを振り翳し、結果的に何となく軟着陸するという…
そして、根拠のない自信が更に強化されるという……
あれ…何か私、、、すごーく残念な人、、、みたい…orz