● 困ったちゃんの部下とうまくやるにはどうしたらよいですか?
こんにちは。正木美奈子です。
さて、あなたのまわりに「困ったちゃん」と呼ばれている方々はいますか?
・ いったとおりにやらない
・ 口答えする
・ 何度も同じミスをする
・ 仕事が遅い
・ 報告がない
など、いろいろな「困ったちゃん」があげられるかもしれません。
そこで、ちょっと考えて頂きたいのです、
「どうして上記に書いた様なことが起きるのだろうか」と。
例えば、その方は、なぜ言ったとおりにやらないのでしょうか?
なぜ口答えするのでしょうか?
もしあなたがその方だったら、どんな時に同じような行動をとりますか?
例えば・・
・ 自分と考え方がやり方が違い、相手の言っていることに賛成できないとき
・ 自分のやり方のほうが良いと思っているとき
このように、自分と相手の考えにギャップがある時には、コンフリクトがおこります。
そうすると、私たちは何とか自分の意見を押し通そうとして、相手を「説得」に入ります。
説得しようとして、自分の考えを延々とはなしはじめるのですよね。
これでは、コミュニケーションが自分から相手への一方通行となってしまいます。
自分の方が良いアイデアをもっていると思っている相手は、話を聞いてもらえず、イライラが募ります。
ですから、こんな時は、まず相手の話をじっくり聞くことからおすすめします。
それもただ聞くのではなく、相手の話の要所要所で、
「それってどういうこと?」
「どうしてそう考えたの?」
「もう少し具体的に教えて」
など、深堀をする質問をすると、相手は自分の話に興味を持ってもらっていると、安心します。
そうやって、相手との信頼関係ができたところで「自分はこう思うんだけど、どう思う?」と聞いてみると、相手もあなたの話を聴きやすいのではないでしょうか?
または、お互いに話している間に、今までに考え付かなかったもっと良いやり方を発見するかもしれません。
ここでのポイントは、「自分のやり方が一番」という考え方を一旦脇に寄せて、「相手の方が良い考えを持っているかもしれない」というスタンスで、興味をもって聞くということです。
「北風と太陽」の話ではありませんが、いくら強い風を吹き付けても旅人のコートを脱がすことはできません。
暖かい太陽の光が必要でしたよね。
ぜひ、太陽になった感じで、相手とのコミュニケーションをとってみてはいかがでしょうか?
何かの参考になれば幸いです。
今日は金曜日、どうぞ素敵な一日をお過ごしください。
