けれども行ってみると、月曜日のため美術館は休館、お蕎麦屋さんも閉じていて、ガッカリ。
その上、運が良ければ以前見かけた猿にも会えるかもしれないと思っていたけれど、そうそう上手くいくはずもなく…
通りすがりに見つけたレストランでランチを摂る。
ご夫婦で営んでいる家庭的な店であったが、綺麗に花を咲かせた庭から見下ろす高滝湖の景色は何よりのご馳走であった。
さて何処に寄ろうかと当てもなく車を走らせていたら、チバニアンの案内板に気がついた。
矢印に従って細道を入ると、案外広い駐車場が。
一時新聞に(千葉の市原で地磁気逆転な証拠が見つかり、世界的に見ても貴重な国際標準模式層断面とポイントとして、GSSPの第一候補に挙げられた)との記事が載り、認定されれば、正式にチバニアン(ラテン語で千葉時代)と名づけられ、初めて日本の地名が地質時代名称になる快挙となるそうだ。
私のような素人には難しくてなかなか理解出来ないのだが、説明看板によると養老川添いの露頭「千葉セクション」の上の方に見える一筋の線が77万年前に御嶽山の噴火の火山灰の堆積層で、地磁気が逆転していた時代の目印で、その線から下がもっと古い時代、上が新しい時代の堆積で、それらは海底にあったものだが、房総半島が隆起し、さらに養老川の浸食作用によって崖になり、見えるようになったということであった。
露頭のあちらこちらに試料採取の穴が開いており、地磁気の逆転は過去360万年間を見ても、11回確認されていると。
その最新が77万年前というわけである。
正式に認められると混雑するので、近々見学に行きたいと考えていたが、まさか車でこんなに近くまで行かれるとは夢にも思わなかった。
駐車場からは坂道を下ること8分、肺が何とか持ってくれた。
今日美術館が休館だったお陰で念願が叶った。


