決算シーズンが到来。今週はG20(20カ国・地域)財務相・中央銀行総裁会議を控えて様子見が強まったが、来週(25-29日)の東京株式市場も、G20の結果次第との声が聞かれ、現時点では先行きを見通しにくい。また、G20で明確な合意には至らないとの声もあって期待は薄い。加えて、「11月のFOMC(米連邦公開市場委員会)による金融緩和策の内容が明らかにならない限りは、レンジ相場から抜け出せない」(国内投信)ともいい、影響は限定的となる可能性もある。全体的な方向感はつかみにくく、10年9月中間期の決算を材料視した個別株物色が中心となりそうだ。
「ファンドマネージャー」とは、
運用会社でファンドを担当し、自ら株式や債券などへの投資判断し、運用成果をあげることが求められている者のことを言います。
ここで運用会社とは、日興アセットマネジメントのような投資信託会社や投資顧問会社、それから生命保険会社などが該当します。
なので、ファンドマネージャーになるには、まず運用会社に就職して、そこで企業調査アナリストの経験を積むことが多いです。
運用会社に就職していきなりファンドマネージャーになることは、まずありません。
僕の場合も、まず生命保険会社に就職して、そこで企業調査を3年間やりました。
たまたま縁があって、日興アセットマネジメントに転職し、そこでもやはり企業調査を続けました。
情報サービスや小売業などを7年ほど担当した後、今の「キャピタルオープン」のファンドマネージャーになりました。
よって、ファンドマネージャーになるまで10年以上調査経験を積んだわけですが、これが今の僕の土台になったと思っています。
僕のようなキャリアは、比較的オーソドックスなものだと思います。
証券会社やシンクタンク出身の人もいますし、メーカーで技術職だった人もいます。
大学で数学を学んだ人が、高度な計量モデルを駆使して運用する商品のファンドマネージャーになることもあります。
このようにファンドマネージャーには、いろんな経験の人がいますし、どのような方にも道が開かれている職業と言えます。
皆様には、ぜひこの「投信王」を通じて、ファンドマネージャーという職業に興味を持ってほしいと思います。
質問を受けました。


単にハイリスクハイリターンなだけでしょう。

ここ数年、新興国株式の値上がりは確かにすごいですが、
10年前に投資を始めた人のトータルリターンで見ると
新興国株式が先進国株式を上まわるようになったのは
せいぜいここ3年に過ぎないことがわかります。
1997年以降の新興国株式の下落が痛い。
今後も何かあったときに大きく下落する可能性があります。
詳しくは http://www.mscibarra.com/products/indices/
で WORLD index と EM index を比較してみてください。

私自身はインドなどに集中投資するのは怖いのでポートフォリオのうち数%を
複数の新興国の株式に分散投資してくれる投資信託に割り振っています。
でも新興国株式投信はコストがべらぼうに高いので要注意。

投資信託初心者はまず最初に国内株式、国内債券、先進国株式、先進国債券
の4つの資産クラスへの分散投資を検討するべきだと思います。
ポートフォリオの大部分をそれら4つに割り振り、
残りの一部分を新興国株式などに割り振るのが合理的な投資方法だと思います。

もちろん丁半博打同然の投資をする自由もありますが。
8割の確率であなたの資産を1年後に倍以上にしてあげます。
しかし2割の確率であなたの資産は半分以下になります。
あなたはいくら賭けますか?