決算シーズンが到来。今週はG20(20カ国・地域)財務相・中央銀行総裁会議を控えて様子見が強まったが、来週(25-29日)の東京株式市場も、G20の結果次第との声が聞かれ、現時点では先行きを見通しにくい。また、G20で明確な合意には至らないとの声もあって期待は薄い。加えて、「11月のFOMC(米連邦公開市場委員会)による金融緩和策の内容が明らかにならない限りは、レンジ相場から抜け出せない」(国内投信)ともいい、影響は限定的となる可能性もある。全体的な方向感はつかみにくく、10年9月中間期の決算を材料視した個別株物色が中心となりそうだ。