「ファンドマネージャー」とは、
運用会社でファンドを担当し、自ら株式や債券などへの投資判断し、運用成果をあげることが求められている者のことを言います。
ここで運用会社とは、日興アセットマネジメントのような投資信託会社や投資顧問会社、それから生命保険会社などが該当します。
なので、ファンドマネージャーになるには、まず運用会社に就職して、そこで企業調査アナリストの経験を積むことが多いです。
運用会社に就職していきなりファンドマネージャーになることは、まずありません。
僕の場合も、まず生命保険会社に就職して、そこで企業調査を3年間やりました。
たまたま縁があって、日興アセットマネジメントに転職し、そこでもやはり企業調査を続けました。
情報サービスや小売業などを7年ほど担当した後、今の「キャピタルオープン」のファンドマネージャーになりました。
よって、ファンドマネージャーになるまで10年以上調査経験を積んだわけですが、これが今の僕の土台になったと思っています。
僕のようなキャリアは、比較的オーソドックスなものだと思います。
証券会社やシンクタンク出身の人もいますし、メーカーで技術職だった人もいます。
大学で数学を学んだ人が、高度な計量モデルを駆使して運用する商品のファンドマネージャーになることもあります。
このようにファンドマネージャーには、いろんな経験の人がいますし、どのような方にも道が開かれている職業と言えます。
皆様には、ぜひこの「投信王」を通じて、ファンドマネージャーという職業に興味を持ってほしいと思います。