関西に来て、一人きりの暮らしが始まりました。

人生で一番苦しい時期でしたが、その暮らしを癒してくれたのが地元の風景でした。

その関西から北海道へ移住する決断をしました。

今回は4年間の関西での生活と新天地への想いを紹介したいと思います。

 

4年間の関西生活で感じていること

道頓堀

 

関西は歴史の中心地だったこともあり、古いものが数多く残されています。

京都や奈良といった古都だけでなく、滋賀や和歌山は自然が豊かで信仰が盛んな場所だったので、頻繁に歴史に登場しました。そして、現代では大阪や兵庫などの大都市を中心に新しいカルチャーが日々作られ続けています。

 

小ぢんまりとした地域の中に、新しいものと古いものがごちゃまぜになっているというのが関西の印象です。

私はそんな新しいものと古いもので溢れている地元を歩くのが好きでした。たぶん、風景に懐かしさを感じるからかもしれません。

部屋に籠っていると、ネットに翻弄されて自分が取り残されているのではないかと思うことがあります。だけど、街を歩いてみると昔とそれほど変わらないと思える。その風景に安心するし、立ち止まって眺めていたいと思いました。

 

私はこれまで各地を転々としてきたけれど、それまで街が好きになるという感覚はありませんでした。

でも、関西はたった4年間だったけれど地元が好きになったのです。

 

だから、正直、関西を離れたくありませんでした。

 

どうしても住んでみたかった北海道

北海道の麦畑


しかし、北海道には人生のうちで一度は住んでみたい場所でした。

 

北海道には旅行で何度か訪れたことがあります。

バックパッカーやスノーボーダーとして…、住み込みのバイトをしに来たこともあります。一度はキャンプ場で寝泊りしながら一か月かけて旅しました。

こうして書くと、比較的多く旅しているようにも思えますが、北海道には旅行の猛者がたくさんいるのでたいしたことではありません。雪が解け暖かくなると、そんな旅人がフェリーで大挙してやってきます。中には数か月かけて滞在する人もいるし、セカンドハウスを持っているという方ともよく出会います。

 

なぜ私が北海道に住みたかったのかというと、北海道はそういう旅人の聖地だからです。

道を走ると、カヤックや自転車を載せた車や、山ほどのキャンプ道具を積んだバイクとよくすれ違います。駐車場ではキャンピングカーが連なって駐車してあります。

そして、平日なのにTシャツ短パンでフラフラと道の駅を歩いていたり、弁当とかを買い出しをしているオッサンがやたらと多い(笑)でも、北海道では何とも思わない。それが普通だからです。北海道の方が旅人に優しいとかではなく、単純に多すぎるのです。

そういう人たちの中に紛れ込んで生活できるという環境は、私にとっては理想郷に思えました。

 

私は都会のライフスタイルやファッションには興味がありません。

ラフな格好で過ごし、地元で遊んで、自然の恵みを堪能して生活したい。シンプルな暮らしがしたいです。

もちろんそのようなライフスタイルは都会でもできるけれど、私は人の目が気になるタイプなので難しいと感じていました。

 

 

動画について

今回は、他のチャンネルに投稿した動画を大幅に編集し直したものになります。

私が北海道に来てから10か月くらい経つので、動画の時間表現が若干おかしい部分がありますがご了承ください。

最後まで読んで頂きましてありがとうございました。