一人暮らしの鍋はどれを選べばいい?

一人暮らしを始めると、自炊をする機会が増えます。

しかし、いざ調理道具の売り場へ行くと様々なサイズの鍋が売られており、どれを選べばいいか迷ってしまう方も多いと思います。

鍋は毎日使うものですから、一人暮らしにちょうど良いサイズ選びが重要です。具体的には、良く作る料理やキッチンスペースに合った鍋のサイズを選ぶことで、余計な出費を抑えつつ、楽しく料理を続けることができます。

今回は、一人暮らしにちょうど良い鍋のサイズについてテストした結果と、私(料理超初心者)なりのアドバイスを紹介します。

 

一般的な鍋のサイズ選びのポイント

一人暮らしに最適な鍋のサイズや個数は人によって異なりますが、一般的には以下のような目安があります。

 

・直径14-16cmの片手鍋

 みそ汁を作ったり、少量の食材を温めるのに適しています。

・直径18cmの深めの鍋

 煮物や汁物などが作りやすいサイズです。

・直径20-24cmのフライパン

 炒め物やオムレツなどで使いやすいサイズです。

 

一人暮らしをしている私が使っている鍋

先日は、ほぼ料理ができない私が「3か月間、3食自炊をした」動画を作りました。

この3か月間で一番変化したものは鍋の種類です。

 

 

 

2人暮らしで使っていたステンレスの鍋

スタート時には、元々家にあったステンレス製の鍋を使用しました。

ステンレス製の鍋はサビにくく、丈夫で、保温力が高いという特徴があります。

一方で熱伝導率が低いので熱ムラができやすく、焦げやすいため、温度管理が難しいというデメリットもあります。

 

 

16cmがツヴィリングZWILLING、20cmがWMFです。

ドイツブランドで高そうですよね……

どうでもいいですが、家にある調理道具のほとんどは親が引き出物で頂いたカタログを譲って貰って、元妻と相談して選んだものです(自分は友達いないため結婚式に参列したことがない……)

 

どちらも見た目がシンプルで好きです。ツヴィリングのガラス蓋は重くて使いづらいですが、その他の点では気に入っています。変色はあるものの、この先何十年も使えそうな感じ。

しかし、自炊をはじめてみると、一人用としてはサイズが大きすぎることに気づきました。

少ない食材に対して大きすぎるし、洗うのが手間で、置く場所にも困ります。

 

そこで、自炊をはじめて2週間ぐらい経った頃から、キャンプ用のコッフェル(鍋)で丁度よいサイズを調べることにしました。

そして、最終的に自分に最適な鍋のサイズがわかりました。

 

14cmのアルミ鍋 「雪平」


主にみそ汁を作ったり、野菜を茹でたりするために14cmのアルミ製の鍋を選びました。

アルミ製の鍋の特徴は、軽くて扱いやすいこと。そして熱伝導がよく、食材に短時間で均一に熱が伝わりやすいため、煮物や汁物に向いています。

 

アルミ製の鍋は3つの候補がありました。レストランの厨房にありそうな「片手鍋」と割烹店で使っていそうな「雪平鍋」、そして、アルミとステンレスの「2層鋼の鍋」の3つです。2層鋼の鍋はアルミ鍋に分類されるのかわかりませんが、鍋やフライパンで見られる構造です。

 

 

実際に手にとってみると、まず、洋食の片手鍋はハンドルの部分が熱くなりそうなので却下。雪平鍋は15cmしか見当たりませんでした。2層鋼の鍋は理想的ですが、ややチープな感じがしました。

 

非常に迷った末、最後は見た目で決めました。これから和食を作っていきたいと思うので、純和風な雪平を選択。雪平をしばらく使ったあとに、また見に行きましたが雪平を選んでよかったと思いました。

 

実際に使うと、やはり一人分のみそ汁には大きいです。しかし、ほうれん草を茹でるのにも使えたので、一長一短といったところです。

 

 

16cmの鋳物ホーロー鍋 「ストウブ」

 

煮込み兼揚げ物用の鍋には16cmの両手鍋がベストだとわかりました。

候補は、鋳物(ダッチオーブン)か鋳鉄ホーロー。

 

鋳物は重くて敬遠されますが、想像するより取り扱いがラクだと感じます。頑丈だし、洗ったら火にかけて乾かすだけ。逆に濡れたままにしておくより、早く乾くから好きです。

しかし、ダッチオーブンに適当なサイズで良いものがありませんでした。

 

鋳物ホーローはル・クルーゼとストウブが有名です。

ストウブについては、後日改めて詳しい記事と動画を投稿したいと思っています。

鋳物ホーロー鍋は熱伝導率が高いため、素材をムラなく加熱することができます。また、保温性が高く、一度温まると冷めにくいので、長時間の煮込み料理に最適です。

 

しかし16cmのストウブが家に届いた時は、失敗したと思いました。内径が小さくて14cm鍋の感覚です。現物が見れない田舎に住んでいるのでこういう失敗は多いんですよね……

 

でも、使ってみると意外と使いやすいことに気づきました。煮物は2日分が問題なく作れます。揚げ物も油の量が少なくて済み、エビフライやとんかつもギリギリだけどできます。洗うのも小さすぎずに洗いやすい。見た目が小っちゃいからかわいいし。

 

でも、もしお金に余裕があったらどうするか?(揚げ物の油を買うお金)

たぶん、18cmを買うかな?かなり迷う。現物を見て買えたなら18cmを選んだと思うけど、使ってみると16cmが気に入ってしまいました。

 

20cmの両手鍋

 

なくてもいいけど、あると便利です。よくパスタを茹でる人はこれくらいの鍋があると良いかもしれません。

布巾を煮洗いしたり、瓶を煮沸するのにも使えます。僕はパン作りで使うので必要になります。

家にあるのは引き出物でもらったWMFの鍋なのですが、シンプルかつ使いやすい鍋なので気に入っています。

 

20cmのフライパン

ニトリで2番目に安いフライパン 20cm

 

元々家にあったフライパンは柳宗理の25cm?でした。

2人暮らしだと24~26cmくらいが普通で見慣れたサイズ感です。一人用でもこのサイズを選んでも良いと思います。

ただし、僕の場合は20cmの小さいフライパンを使ったら戻れないと思いました。

まず、大きさが食材の量にちょうど良いこと。そして、洗ったり、収納したりする扱いやすさが全く違うからです。

このフライパンはニトリで2番目に安かったやつです。蓋も20cmのやつを買いました。

 

20cmのフライパンがダメになったら鉄フライパンをテストしてみようと思っています。22cmの鉄フライパンは底がすぼまっている形状のため、20cmのテフロンフライパンと同じ使用感です。

 

 

一人暮らしの鍋選びのまとめ

 

私が使っている鍋をまとめると14cmの片手鍋、16cmの両手鍋、20㎝のフライパンです。

つい、鍋を選ぶときは「大は小をかねる」の考え方をしてしまいがちですが、後々不便さを感じることになるので慎重に…、というのが今回テストしてみて分かったことでした。

 

あとは、料理の種類や頻度に合わせて、鍋を追加すればよいのかなと思います。

例えば、毎日チャーハンを作りたいなら中華鍋、パスタを茹でるなら寸胴鍋というように、料理する品目に合わせた鍋選びができます。私はこれ以外に20cmの鍋や卵焼き鍋、鉄鍋やスキレットを使っていますが、なくても問題なく過ごせると思います。

 

まだ自炊を始めたばかりなので、新しく良い鍋が見つかったらご報告したいと思います。

最後まで読んで頂きましてありがとうございました。

 

 

動画について

動画ではご飯釜やボウルのサイズも紹介しています。ぜひご視聴ください!