自分で小屋を作る
自分が住む小屋をセルフビルドする……。
そんな夢のような本を、続けて読んでいる。
今回読んだのは、『小屋大全』。
先日紹介したドゥーパは編集部がまとめたムックだが、こちらは個人が書いた本。
比較してみると、ドゥーパのほうは初心者でも簡単に小屋を建てる方法が簡潔に書かれていたが、『小屋大全』のほうは、筆者のこだわりが随所に溢れている本だった。
セルフビルドする人たち
本を手に取ると、結構ぶ厚い。ドゥーパのムックの2冊分の厚さがある。
その厚さの中に、ハウツーがギューギューに詰め込んであった。
小屋の工法は、初心者でも取り組みやすい2×4工法の紹介から始まる。
違うのは、一歩踏み込んでいるところ。軸組工法やログハウスについても書かれているので、読者はそれぞれの工法を比較することができる。
建物が建った後の内装工事も大事だが、そこにも抜かりはない。
壁紙や天井はもちろんのこと、エアコンの取り付けなんかの解説もあった。エアコンなんて、普通は業者まかせだと思うけど、セルフビルドする人っていうのは家を自分で建てちゃうぐらいだから力があり余っているんでしょうね。
トイレの設置方法に至っては、「自分でできるのか!」っていうか、「自分でやるか!」とビックリしたり、さらには、トイレときたら次はお風呂の設置方法になるでしょうし、そこまできたら給排水工事までやっちゃいましょうとなる(ならない)。
電気工事も自分でやろう!
せっかくだから薪ストーブも作ろう!!
「自宅から作業現場までは遠いでしょうから、“現場で快適に寝泊まりする方法”も、どうぞっ!」!!!
もう、自分でセルフしすぎ(笑)
ほかにも書ききれないことがあるんじゃないか、というパワーに溢れていました。
『小屋大全』まとめ
そういうわけで、とても読み応えのある本なので、まだ全部読めていません。
やや昭和的な写真が多かったけど(笑)著者の想いが溢れていて良かったです。
私がセルフビルドするようなことになったら、もう一度読み込みたいですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。