私には叔母がいます。
叔母といっても祖父の養女となり叔母という立場になっただけで、実際には父の母(私の祖母)の妹。
その辺のことは複雑になるのでまたおいおい書きます。
叔母は50代くらいまで東京にいたらしく、私が小学生になったころ地元に帰って来ました。
それ以降は地元で高級小料理屋を営んでおり、客層もかなり高かったようです。
利発で背も高い、着物姿が美しい人でした。
リタイア後も毎日図書館に通い、その日の新聞に隅々まで目を通す、80歳でそんな人がいるのかと思うような立派な女性でした。
叔母が東京を引き払って地元に戻った際、親に連れられて叔母の店に行きました。
小さい頃は会ったことがあるようですが、その後自分の記憶がある状態であったのは小学生の時が初めてでした。
ガラス張りの光が入る店内で、凛として立つ着物姿の叔母は存在感がすごく、私の中で強く印象に残りました。
父方の叔母であったため、離婚して母方に引き取られていた私が会えるのはほんの数回だけでしたが、結婚式や出産後も遊びに来てくれていました。
私が出産した頃、胃がんになりましたが、手術で取り除いていました。
海外に行く前にも挨拶に来てくれました。
そして海外生活も1年半を迎えた頃、叔母の夢を見たのです。
初めて会った時のあの情景。
叔母は何も言わずガラス窓のところから私を静かに見ていました。
あまりに不思議な雰囲気だったので私はそれを夫に伝えました。
そして数日後、父から叔母の初七日まで終えた、という連絡を受けたのです。
私はあまりの悲しみに始め夢のことなど忘れていましたが、夫が夢を見たと私が言っていた日に亡くなっていることを確認してくれました。
きっと叔母は私に最後の挨拶をしにきてくれたのだと思います。
以前に流産のことを書きましたが、これが人が亡くなる時に見た不思議な夢、2回目です。