買い物をしているとバギーに乗って激しく泣きじゃくる赤ちゃんが前から来た。

上の子は育てやすかったけど、私にとっては初めての子育てで泣くとよく焦ってた。
くしゃくしゃの顔を真っ赤ににして。
そんな時、私の目にはあの子が可愛いどころか自分の脅威として映ってたこともあった。

1人目の子育ては必死だった。

今思えばなんであんなに必死だったんだろ。

もっと楽しめばよかった。

でも愛に溢れてた。
温かく幸せな何か。

柔らかく私の心を包んでくれた。


あの子は(なぜか下の子も)生まれてすぐ一晩中寝てた。

助産師さんからは起こしてでも授乳してください、と言われたけど起こしてもすぐに寝て授乳できない。

夜泣きの時期も一回だけ、たまに起きる程度だった。


生まれてすぐ産婦人科でベテラン看護師さんが、いつも同じ時間に起こして朝日を浴びさせると生活のリズムが整うと教えてくれた。

なので病院にいるころから7時に起こして朝日を浴びさせてた。

それがよかったのかな。


朝日を浴びて寝ているあの子の顔は本当に綺麗で神々しく、こんな美しいものが自分のところに来てくれたのか、と何度も感動を覚えた。

これまで頑張ってきた自分へのご褒美だと思った。


子供は宝。


本当にその通り。

生まれてきてくれただけでも良かったのに、欲張りな私はあの子の才能に溺れた。

どうせこんなことになるのなら、勉強なんてさせずに、もっと自由に羽ばたかせてみたかった。

運動とかしてたら心も身体も強くなって悲劇は避けられたのかな。


ないものねだり、ぐるぐるぐるぐる。


朝日の中で笑うあの子、本当に可愛かったな。


ありがとね。

やっぱり諦めたくないよ。

ちょっとだけ、帰ってきてみない?

帰ってきなよ、ママと話そ。