上の子が旅立ってからひと月ほどした時、夫が言ってた。


"もう職場のみんなは上の子の旅立ちを全く気にしてなくて、だいぶ前のことみたいに思ってるっぽいよ"

確かに、私も友人とか職場の誰かが家族(主に歳をとったご両親)を亡くした時、1週間後には普通に接して、ひと月もしたら忘れてしまう。
故人と本当に親しかった人以外はそんなものかも知れない。

去年末に父が亡くなった時でさえ半月後には平常心で過ごせていた。
きっと私が父と暮らしていなかったからだろう。


けれど、それが自分の子供(下の子にとっては兄弟姉妹)だと時間の経過は全く違う。

3ヶ月経っても全く癒されず、悲しみは形を変えて深くなるばかり。
下の子もまだ泣く事があるくらい。

グリーフの本にあった。
子供を亡くした場合、
生活が立て直せるまで平均で4.5年(その間に下の子も進学していなくなる泣)
悲しみが癒やされるまで10年から20年、もしくは一生涯。

世の中の殆どの人が味わうことのないこの悲しみを、一部の不運(考え方は人それぞれですが)な家族は背負う。

でも、他人があっという間に忘れてくれるなら、私たちは生きやすい。
本当はいつまでも不幸のどん底のままだけど、みんなが忘れてくれるなら、私たちもいつの間にか仮面を被り、笑って、社会に溶け込める。

子供は家族の胸に生き続ける。
いつしか心の強さとなって。

そう、信じてる。