こちらは記録です。
◯あの子の好きなお菓子2種類
◯あの子が推しだったキャラクターのブランケット(当日朝まで使ってました)
◯元の恋人から、渡すはずだったプレゼント(本当は燃えないものはダメだけどこっそり。ちゃんと燃えてました。)
◯友人からの手紙
◯たくさんの花
あの子は中学生の頃、好みの服装があった。
けれどそれはあの子の幼なすぎる顔つきや小柄な体型には全然似合わない格好。
そして元のテイストの方があの子っぽくて誰が見ても似合っていた。
一年くらい気に入った服装や髪型で貫いた時期があったが、やはり徐々に戻していった。
ある日私に、
"好みの服装と、似合う服装は違うってことが分かった。下の子みたいに背が高かったら良かったのに"
と言った。私は
"今の服装の方が似合ってるし、すっごくいいよ!"
と言って褒めた。
それからあの子は元の服装にほぼ完全に戻した。
けれど一枚だけ、好みのテイストでありながら今のテイストでも着られるブラウスがあって、それをすごく気に入っていた。
あの日、あの子の旅立ちは突然に訪れ、病院から着せる服を持ってきて欲しい、と言われた。
急なことで選ぶ余地なく去年の夏、よく着ていた今のテイストの服を持って行ってしまった。
それもとてもよく似合っていたが、やはり本人はお気に入りを着て逝きたかったと思う。
好みの服装は全然似合ってなかったけど、協力して似合うものを探してあげたら良かった。
しかも最後の時にまであの子の好きだった服を忘れてしまった。
本当にごめん。
その服は捨てられず、私のクローゼットにかかっています。
いつか私の番が来た時、一緒に入れてもらって持っていこう。