亡くなってすぐは心も元気で笑うことさえあり、覚悟していた火葬場での"行かないで〜!"などと言う取り乱しもありませんでした。
けれど全くの平常心だったわけでもありません。
当日から葬儀後までは泣くことはあってもどこか客観的で、下の子を守って何とかやっていかなくては。
夫のメンタルも…なんて人のことばかり考えていました。
チャンスがあれば何度も上の子の顔を見に行きました。
葬儀後、自分が正常でないことに気が付きます。
あれ程正確に何でも出来ていたのに、お金の計算など全く出来ない。皆様から頂いたお香典を葬儀場に全部忘れて来たり、通帳入れに13万円入っていたお金がなんのお金か分からなかったり(今もわかりません)。
スーパーに買い物に行っても、平面にしかみえず、夫とぼーんやり散歩するように歩くだけ。
必要なものは全部買うことが出来ない。これは今でもで、私は火曜日と土曜日に買い物に行って食材を計画的に使っていたのですが今は毎日足りないものがあり、買い出しに行っています。
物欲も食欲も楽しいことをすることも何も求めない。
最近はスーパーに行くのは午前中、もしくは夫がいる時になりました。
夕方のスーパーには子供と同年代の母子がいる。それを見るのが辛い。
みなさんはあまり感じたことがないかもしれませんが、美味しいものを作りたい、家族のために何かを買う、そんなスーパーは幸せオーラに満ち満ちています。
夫の癌罹患当初にもスーパーで同年代、または老夫婦を見ると辛くなっていました。
私は買い物さえ出来ない。
亡くなった当日のことは断片的にしか覚えておらず、心臓マッサージをする夫の顔や手、子供の足などは浮かぶのですが、顔はどうしても思い出せない。(これは多分子供の死を受け入れてないからなんだと思います)
4日目には子供の部屋はカーテンもドアも開け放っているのですが、そこに横たわる身体のような幻影を見ました。
その日の夜には赤い岩場のようなところで子供が来て、いつものような笑顔で"〇〇、〇〇とより戻した。〇〇やったよ。"と言いました。私はほんのり嬉しい気持ちで目覚めました。