辛い、きついは一切見せませんでした。
闘病が始まってから大変な手術など何度も乗り越え、苦しかったことも沢山あると思いますが、一度も辛いと漏らしたことはありません。
それまで蔑ろにしがちだった家族を大切にし始め、一緒にいる時間をたくさん作ってくれました。
とても、とても強い人です。
のちに少しだけ、血液検査の結果が悪かった時や、治療が辛かった時はかなり気持ちが落ちたと聞き、やはり本人が一番辛い思いをしていたのだと思いました。
また、家族を守ると言う気持ちは強く持ち続けていたそうです。
信じられないことに、敗血症性ショックをおこした直後、職場で出世して信じられないような立場になりました。
10月26日癌発覚
3月2日肝転移切除手術
3月24日敗血症性ショックで入院
4月1日出世した立場の辞令交付
です。
夫の病気もあり偉い方々の会議は開かれたようですが、ここに来てその様な立場にして頂けるとは。"いいよ、いいよ、やっとくから"と言う言葉で社会から孤立していく癌患者さんが多い中、夫の職場は思い切った決断をしてくださり、夫を見捨てないでいてくださったことは一生の恩だと思っています。
現在でも立場を全うし(仕事はハード)、抗がん剤は続いていますが、屈することなく、全身全霊で楽しみ、挑んでいます。
本人の心のうちは少ししか見えませんが、闘志が消えなかった、消さなかったのははっきり分かりました。