6月、夫は手術予定の最後となる大腸内視鏡手術に挑んだ。
これまでの手術は2度とも合併症があり、うまく行っていないため、事前説明でどんなに"肝臓の時よりはるかにリスクは低い"と言われても不安が拭えなかった。
17日、3月の敗血症性ショックのため、1ヶ月遅れでの手術だった。
この時もコロナ禍で付き添いは禁止。
夫はたった1人で手術に臨んだ。
いつものようにハラハラしながら自宅で待っていたが、以前の2回よりも気持ちが落ち着いていたように思う。
結果大腸の癌は近くのリンパ節とともに取り除かれた。
"全て取り除かれた"と書かなかったのは、術後すぐ、1回目のCTで一つの腸管傍リンパ節に腫れが見つかったからだ。
私は取り漏らしがあったものと理解している。(もちろん医師にはそんなこと言っていません)
現在でもそのリンパ節の大きさは変わっておらず、うまく抗がん剤が効いてくれたおかげで夫は命を繋いでいる。
この頃から上の子の奇行が目立ち始めた。
ある時、夫との電話中にふと見たら高層階のベランダの手すりの上にぼんやりと座っていた。
この時はものすごく恐ろしかったがゆっくりと近づいて下ろした。
刃物も相変わらず部屋に落ちていた。
普段はとても明るく、学校では友達は少なかったものの(自分でいつもつるむ相手を選んでいたので、別に暗いとかではない)楽しそうにしていた。
成績も下がり、夫のこともあり、少し心を病んでいると感じた。
出来るだけ心のケアを心がけて、成績のことなども少しずつ戻せれば良いから上げられそうな教科は3点から5点くらい(問題1問が大体その配点なので、一問分上げる感じ)でも上げられるように頑張ってみようね、と伝えた。