2号機のニュートラルスイッチ交換&フューエルコック・パッキン交換 | 自由猫の溜め息

2号機のニュートラルスイッチ交換&フューエルコック・パッキン交換

オートバイ2号機…

ちょっと不調があって、昨年末から動かしていませんでした。

先日エンジンかけようとしたら…セルは回れどエンジンかからない…

ガスか?点火か?

 

試しに、フューエルコックをPRI(プライマリー)にしてみると…

フューエルコックからガソリンがポタポタ…とガソリン漏れ(危)

う〜ん…なんでしょね?

 

8年半前にネットオークションで車両6万円+配送料で購入。

その後、旧車ブーム?コロナ騒動等々もあって、価格高騰したみたいですけど…

今から思えば、よい時期に車両を手に入れました。

 

しかし…

最初はエンジンもかからず…かかれば黒煙バンバンと排気から…の酷い状態。

ほぼ車体まるごとオーバーホールでようやく良い状態になったと思っていたのに…

最初、エアークリーナーボックス無し(ご丁寧にボックス全部外していた)のパワーフィルター仕様でしたので、ボックスを取り付ける際にはエンジンをフレームから降ろす必要がありました。

(メーカーに電話確認…それはエンジン降ろすしかない!と…)

 

↓エアークリーナーボックス取り付け当時の画像

 

キャブも徹底的にオーバーホール、ジェット&パッキン類は新品交換。

負圧タイプの負圧ピストンバルブも高額部品ながら新品交換。

油面まできっちり調整。

劣化していたインシュレーターも新品交換。等々

本調子になるまで、結構おカネかかりました。

 

それでまた…エンジン不動?(泣)


フューエルコックも程度良さげな中古品に交換、負圧バルブはバルブ単品で出るカワサキ純正部品に新品交換していました。

なのになぜ?ガソリン漏れ??

 

他、エンジンクランクケースのニュートラルスイッチからエンジンオイル漏れがある様子。

 

とりあえず、コック内のパッキン2種(画像左)と、ニュートラルランプスイッチ&パッキン(画像右)を、ウェビック(Webike!)さんまでオーダーしておきます。

本来は純正部品5%オフのセールまで待ちたいのですが、今回は定価で購入。

以前はモノタロウさんの10%オフセール日に購入していましたが、各メーカーから話があったのか?昨今は定価より割増(1割近く?)の通常価格になっています。

ウェビックさんでは、通常価格はメーカー希望価格(定価)になっています。(2024.3現在)

発電機他のオートバイ以外の純正部品は、たとえオートバイメーカーの純正部品でも、ウェビックさんではたぶん出ないと思います。

 

気を取り直して、スパークプラグの点検。

空冷エンジンでは、プラグホール周りのカバーが無いので、スパークプラグを取り外す際には、プラグ周辺の異物(石や砂等)をエアーで吹き飛ばしておく必要があります。

この部分、オイルクーラーが邪魔でエアーガンが当てられず、困ったところで、細いチューブを介して念入りにエアーブローしておきました。

 

スパークプラグを外してご対面したところ、焼け具合もよく、湿りも無い良好な状態。

ただしやや電極のギャップ(すき間)が大きい気がする。>画像無し

ギャップ狭くなる方向に、少しだけ調整しておきました。

>本来は、すき間を測定してキッチリ合わせた方がよいですけどね…今回は目見当で…

とりあえず点火確認してみても、強くスパークしていますので問題なし。

 

なんだろ?と、スパークプラグを元に戻し、ダメ元でエンジンかけてみると…

バッ…ババ〜ン…と、かかりました。はぁ?

何だったのでしょう?>原因不明

 

後日、純正部品入荷(上の画像)で、フューエルコックのパッキンとニュートラルスイッチを交換していきます。

 

フューエルコックのネジを2本外すと、まさかの…レバー落下!?

ありえない!なぜ?

 

んっ? 外周のパッキンが…無いっ?!

落下したときに外れて…と思い、探しても…どこにも無い!

ガソリン漏れはそれが原因っぽいですね。

よく数回走行していたものです。>冷汗

 

グリスを少量塗布したパッキンを取り付けて…

コック内部の円盤型パッキンも、この際、新品に交換。

 

組み上げて、今度はPRI位置でも、どこの位置でも、ガソリン漏れ無しを確認。

 

 

続いて今度はニュートラルスイッチ交換

スイッチのゴムパッキン形状が変更になっていますね。>まわり止め?

 

Kawasaki等、他メーカーでは、ハーネス端子をねじ止めではなく、はめ込み式が主流と思います。

経年劣化が主でしょうが、先端ネジの締め込み具合により、ゴムパッキンにダメージが出るのかもしれません。

 

ニュートラルスイッチを取り外すと、そこのネジ穴からエンジンオイルがドーっと出てきますので、受皿とウェスを準備してスイッチを取り外します。

そして手早く新しいニュートラルスイッチをパッキンと一緒にねじ込みます…が、エンジンオイル流出中で、焦るとうまく入らない…苦笑

クランクケースのネジ山を壊すと大変なので、手で軽くネジに入る位置を探ります。

入りました。

 

強度的にもデリケートな部品ですし、相手のクランクケースネジを壊しても大変なので、トルクレンチを使用して締め込みます。

サービスマニュアルを参照すると、規定トルクは2.0kg/m となっています。>パスカル単位は?

カチッっと指定トルクで取り付け完了。

 

ハーネスを元に戻してスイッチの交換完了。

 

エンジンオイルが減ったので、正規手順でオイルレベルを確認して、オイルが少ないので足します。

…が、ちょっと入れすぎた…かも?>Fライン

最後に一発足したのが余分でしたね。苦笑

 

作業の都合で外していたカバーを元に戻して、今日の整備は終了です。