このところ、一部で目にする、ザワめきに、
私がどうこう言うものでもないのだけれど、
思い出したことがあったので、書き留めておきます。
数年前、国内でのとある試合を観に行ったときのこと。
私の隣りの席は、中学か高校ぐらいの女の子と、そのお母さんでした。
その試合は、選手にとっては結構大切な試合で、私は初めての試合観戦だったので、
選手の皆さん一人一人の演技を、かなり真剣に見ていたのですが、
先程の親子の娘さんのほうが、とにかく頻繁に私の前を通るのです。
自分のお目当ての選手以外は、喋ったり、お菓子を食べたり、トイレに行ったり、ジュースを買いに行ったり。
しかも、演技中に、です。
その頃は、あまり観戦マナーというものに詳しくなかったのですが、
アナウンスで、「演技中の席の移動はご遠慮下さい」とあったと記憶していますし、
それが聞こえなかったとしても、見ている人の前を横切るのですから、
「すみません」ぐらいは、10代なら言えると思うのですが、
通るのが当たり前、というように、あまりにも回数が多かったので、
演技中にまた、前を通ろうとしていた時に、私、舌打ちをしました。
まぁ、それも褒められた行為ではありませんが、このくらいの年代の子って、
面と向かって注意されると、プライドが傷付くだろうな、というのもちょっとあり、
「こちらは不快に感じてますよ」と知らせる為にしてみたのですが…。
泣き出したんですよ。「舌打ちされた!!」って。
私の隣りは、その子のお母さんで、その隣りが女の子、という並びだったのですが、
ものすごく傷付いた、ということをお母さんにアピールするわけです。
お母さんは、困っている感じで、なんとか静かにさせようとしてるというか。
思うに、たぶんその子は普段から自分のやりたいことが絶対で、
それを邪魔するものは、自分を迫害するもの、なんだろうなぁ…、と。
あまりにもうるさいので、
(ごめんなさい、もっとやわらかい言葉を探したのですが、どうしても見つからなかったので、印象のままで…)
隣りのお母さんに「すみません、静かにして頂けますか?」と言うと、お母さんもかなり恐縮した様子で、
「すみません…」と仰ってました。
その後、少し静かになって、試合も終わったので、そのまま帰りましたが、
まぁ、でもそれは、年代的には“子供”の範疇に入る人の話で。
それと似たような現象が、あちらこちらで、“大人”の間で起こっているわけです。
傍から見たら、どっちもどっち。
先程の話で言えば、前を横切るのも、舌打ちも、いい事ではないので。
私は、きちんとマナーについて説明すれば良かったかな…?と思ったし、
泣いていた子はもしかしたら、何年か経って、恥ずかしいことをしたな、と思ったかも知れない。
でも、今起きているザワめきは、例えば、その子のお母さんが私に向かって、
「うちの子に何したんですか!?」と詰め寄り、周りの席の人たちも双方にそれぞれ加勢して、
結果、試合にも影響が出てしまう…、の、少し手前まできているような…。
(ここで、「私はマナー違反なんかしていません」 とか、言われても困るので、行間読んで下さいとしか言えないんですが…。)
ちなみに、私は結構いい大人ですが、大人が偉いとは思ってないし、
子供が無知を理由に許されるとも思ってません。
経験は本人にとっては財産ですが、他者にとっては価値がないこともあるし、
成功者の経験が必ずしも正しいとも思っていないので。
強者の論理は、他人を追い詰めることもあるし、弱者の傷は、自分で広げていることもある。
もちろん、自分は絶対正しい、なんて、政治家みたいに厚顔晒して、演説する気はないし、
日々、人さまの姿勢や言葉から、反省や尊敬を見つけて、少しでも自分の枠を広げられれば、と思っているけれど、
それだって、自分がそう思ってるだけで、人それぞれ、だと思うので。
とりあえず、論ずることは悪いことではないけど、民主主義を良くない方向に使うと、イジメになるし、
匿名っていうなら、こうやってネット上で意見を発してること自体が匿名なんだし、
どっちもどっち。
ヘンな媒体にいいように利用されないうちに、お互い一歩引いてほしいです。
一歩ずつ引いたら、お互いの全体が視界に入って、「あれ?ちょっと違うかも」って思うかも知れないので。