昨年の『西荻の夏のマクベス』が終わった後

何にも考えられなくて…

 

何かやらなきゃいけないと思ってやった今年1月の『ピアフという女』

 

それが終わって…夏の公演のことを考えた時

ちょうど世間ではアメリカと北朝鮮の問題をやっていて

この夏はこれしかないと思った作品が

別役実さんが40年前書かれた『天才バカボンのパパなのだ』でした

 

この作品は、私が28歳の時、やはり2+1のアトリエで上演し、旅にもまわった作品

消化不良があったので、再演してみようかと…

やはり故劇団代表 仲原明彦の足跡を辿ってみようという思いもありました

 

美術家 滝善光さんの素晴らしいセットと

照明家 矢口雅敏さんの繊細な明かりに助けられて

かなり我がままに演出させて頂きました

署長と巡査

雨が降っていないのに傘をさして登場するバカボン

イリオモテヤマネコのつもりのバカボンのパパとママ

レレレのおばさん

困ってる女が交番に

なぜか脱ぎだす巡査

かみに手が届かない男

それを渡す女

トイレから出た男

余った青酸カリをみんなで飲もうと提案するパパ

青酸カリを平等にわける

そして飲む

死ぬ

出逢う男と女

一人残された署長のまわりを踊る

撮影 那波智彦

 

ご来場のお客様、応援して下さった皆様に感謝です☆

役者の方々、お力をお貸し頂いたスタッフの皆様、ありがとうございました!!!

来年も、がんばります!!!

 

まずは頭を空っぽにして…