リフォームの裏側(工事編) | portfolio

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イマダのお気に入りの住まい、家具、雑貨、毎日のブログ

昔、リフォームの打ち合わせで、ベランダの窓にシャッターを付けますか?とご年配夫婦に質問したことがあります。

「今、付いて無いし、いらないです。」

と即答のご主人様。すると、奥様から

「絶対ほしい!だって、私は新築した時から30年、ここにシャッターが無かったことを後悔してきたの!!!!」

と言われました。

30年間、実はひそかに奥様が我慢していた事にご主人様も驚いた様子でした。

結果はもちろん奥様の勝ち。これにはご主人様も何の反論も出来ない様子でした。

長く住んできた家、住んできた人にしか分からないこだわりをリフォームには取り入れる事が出来ます。そう思うと、新築よりも楽しいものかもしれません。リフォーム。


ということで、前回のリフォーム(計画編)の続きです。


④工事にあたって

LDK+2F全部屋の床、壁の工事、階段の架け替え、キッチンの交換、外壁を一部解体して増築。外観は変わらなくても家の中のほとんどを工事する事になりました。

ペットのわんちゃんもいます。通常なら、仮住まいを探して一時引っ越しも考えるところ。

そこを費用を削減するため、住みながらリフォームをしていくことになりました。

今後、迷われる方のためにメリット、デメリットを書いておきます。

〇メリット

仮住まいの家賃、引っ越し費用が抑えられる

☞これが一番です。このために頑張りました。

工事の進捗が毎日分かる

☞今日はどの部分が出来た!など、日々の進行具合が分かります

どんな職人さんが入っているのか分かる

☞大工さんがでかい。とか、左官屋さんがとても話しやすくて優しい、とか。日中はいつも一緒ですので職人の人柄まで分かってしまいます(笑)

(子供が)近所の友達と変わらず遊べる

☞宿題やる、向かいの子がピンポンしてくる、外で遊ぶ。そんな毎日のサイクルは変わりませんでした。


×デメリット

部屋ごとの片付け、荷物の移動

☞何日からこの部屋床貼るから片付けて~と言われて大移動が必要です。リビングの床貼り時には食事を2Fですることになったり、階段の架け替え時には2Fに上がれない日があったり。

キッチンの無い期間の食事

☞はじめは覚悟していただいていたものの、外食、スーパーの出来たものを買って食べる日が続くのは本当に辛いと言っておられました。

家中なんとなく粉っぽくなる

☞気を付けて掃除をしていても、少なからず木の粉やほこりは舞っています。塞いでいた部屋も少なからず粉っぽくなってしまいます。


⑤工事中

細心の注意をはらって計画していても、現場で変更が必要な場所があるのもリフォーム工事の特徴。

浴室下に水が溜まっていたり、柱が傷んでいたり。普段見えない部分を直せるので良い所ではありますが、急な判断、急な出費が出る事もあります。

こちらの住まいでは、キッチンのレンジフードの変更が必要となり、急きょお願いする事となりましたが、快く応対してくださいました。


⑥完成

最終的にクリーニング、外構工事でウッドデッキと塀を造り、無事に工事の終了。

毎日、私たちのドタバタ工事する様子を見ていたので、感動のお披露目。とはなりませんでしたが、「ようやく終わった~」といった感じでした。

何よりも「もう誰もこない」事に安心していたようです。

毎日、業者が入るたびに、お茶とお菓子を用意していただき、常に誰かは家にいるように、家族みんなが予定を調整しながらの毎日。

不便を言いたくても、気を遣って我慢してくださっていた部分を職人一同が感じていました。


本当に大変だったと思います。ありがとうございました。


⑦住まいの紹介

床、家具、キッチンはミルク色に塗ったパイン材で統一。

キッチンは、コンロやレンジフードまで白い色にこだわりました。

屋根の傾きに合わせて天井は三角になっています。

増築部分。外壁、屋根材共に頑張ってお揃いにしましたので初めからこうなっていたかの様な仕上り。

外構で作った塀は私がラフで描いたゆるやかなカーブを見事に職人さんが形にしてくれました。



増築部分、一番奥の壁はブルーのアクセント。爽やかな印象です。キッチンに立ちながらも子供を見られる様になっています。お子様もサボれませんね。





各部屋、それぞれのクロスは自由に選んでもらったのですが、中でもこの寝室には私もびっくり。

黒いシャンデリアとも組み合わさって海外のオシャレな部屋の様でした。


いつおじゃましても、元気よく駆け寄ってきてくれたワンコさん。

ありがとうございました!!















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