こんにちは。
蒼月です。
今日は番外編です。
最近話題の「共同親権」
本当に成立してしまうのでしょうか?
民法では簡単に言うと
「親権」とは,子どもの利益のために,監護・教育を行ったり,子の財産を管理したりする権限であり義務であるといわれています。親権は子どもの利益のために行使することとされています。
父母の婚姻中は父母の双方が親権者とされており,父母が共同して親権を行使することとされています。
父母が離婚をする場合には,父母のうち一方を親権者と定めることとされており,離婚した後は,その者が親権を行使することとなります。
私は、モラハラ夫から子供2人を連れて逃げ出しましたが
モラハラの証拠が提出できず、離婚調停では毎回同じことの繰り返しでした。
然も、悪性リンパ腫の持病があり、うつ病まで患っていました。
圧倒的に不利な状況でした。
調停に一年もかかってくると、流石に調停員も落としどころを考えます。
まあ、最初から落としどころを付けるための調停なんですけどね。
夫のモラハラは、陰湿かつ巧妙でした。
録音機を買って録音しようとしましたが、声が小さすぎて録音できません。
言ってる内容は私への罵詈雑言。
念仏のようにぶつぶつ繰り返すのです。
そして、息子を思い通りにしようと息子に圧力をかけます。
休みの日は、朝からキャッチボールやテニス。
昼ごはんの後は、目の前に座らせて勉強をさせます。
ねちねちねちねち目の前で息子に説教しながら、いかにも得意げに。
ゲームの時間は一日30分。
見ていいテレビはEテレのアニメだけ。
中学に入学する頃には、すっかり疲弊していました。
父親が仕事から帰ってくる時間が近づくと、落ち着きがなくなります。
家じゅう走り回って、うろうろうろうろ。
帰ってきたら、会わないようにお風呂場に逃げ込む生活でした。
でもその頃は、モラルハラスメントという言葉さえ社会に浸透しておらず。
「子供の面倒や勉強を見てくれるなんて、いいお父さんね」
と言われる始末でした。
娘は、べたべた甘やかし気味で、気持ち悪いほどでした。
娘が父親に会いに行くときはセクハラを心配しました。
ただ、娘も成長するにつれ父親の本性が分かってきて面会を拒絶するようになりました。
当然調停員も、病気で無職の母親に親権をゆだねるわけにもいかず。
父親が親権、私が監護権を有すると言う形で調停は終わりました。
監護権(かんごけん)とは、親権に含まれる子供に関する権利のことで、子供と共に生活をして日常の世話や教育を行う権利のことを指します。主に未成年の子供を持つ保護者(親権者)が持つ権利であり、民法820条、刑法で保護された親の義務でもあります。
ただし
多くの場合親権と監護権は2つセットで扱われますが、実はこれらを分けることが可能なのです。
息子は、精神的に病んで、私と共に心療内科に通院する日々。
監護権だけでも取れることが出来て良かったです。
DV夫やモラハラ夫から逃れるために離婚するのに、共同親権なんてとんでもないことです。
息子は、下校時に駅で待ち伏せをされていました。
連れ去れたらと思うと、怖くてなりませんでした。
親権の中に身上監護権という項目がありこれが俗に言う「監護権」のことです。
親権の中からこの身上監護権のみを取り出し、親が子供を監護し育てる権利と義務を監護権と呼びます。
いわば監護権とは、子供のそばで生活しながら子供の世話や教育をする親の権利と義務を指すのです。
実は、今の制度では、親権から監護権を切り離し与えられることがあります。
もし、共同親権になった場合、監護権がどうなるのか、そこをもう少し議論してほしいと思います。
せっかくDV夫やモラハラ夫から逃げられたのですから、絶対に近寄りたくないものです。