今そこにある恐怖。『原子力と思い込みのおはなし』.1
ようやく花粉も少なくなり、
いくぶん過ごしやすくなりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、今日は少し真面目にシビアな
話をしようと思っています。巷でいま
話題で皆様が食傷気味の、原子力な
発電所の話で御座います。
さてさて。
福島NO.1で、燃料の溶融が起こっていた
という話が出た辺りから、ネット上でも
『原発は危ない、とめろ!』
という声が急激に増えています。
気持ちは分からないでもありません。
得体の知れない恐怖に晒された人間は
誰でもそうなるでしょう。ただ、今回の
件に限らず言える事ですが、間違った
知識やデマに流されて正常な判断が
出来なくなるという事は、非常に
危険なことと思っています。
昨日今日でガッツリと反原発派になった
様な、色々な意味でフレッシュな人からは
激しく非難を受けそうですが、ぼくは
「原子力発電所は危険じゃないよ」
と言ってOKと思っています。危ないのは
原発ではなく、現場の人間でもなく、
『そこを統括する方々』の安全に
対する意識の低さです。
※これにも語弊が有りますので
後で下で詳しく書きます。
何故いつもぼくがこういう話を書いている
かと言うと、ごく近い親類に検査計測で
原子力に近い仕事をしている人間が居り
まして、話題に事欠かない、というのが
理由なような気がします。
んで。話を戻します。
ここで勘違いして頂きたくはない
のですが、ぼくはクリーンエネルギーが
不要などと言うつもりは全くありません。
今後の開発も大いに加速するでしょう。
それは非常に歓迎すべき事だと思います。
ただ、原子力発電所というモノを考えた
時、イコールそれは危険な施設だ!と
いう単純な思い込みにはノーと
言いたい、という事です。
何度も言います。短絡的な思考停止は
何の幸福も、安全も与えてくれません。
『原発は危ない!』からの、
武器は危ない。自衛隊は危ない。
ナイフは危ない。火は危ない。
バイクは危ない。トヨタ車は危ない。
若者は危ない。ネットは危ない。
何でもかんでも、危ない。だから
危ないモノは、ぜんぶ無くせ。だと?
そういった人達がヒステリックという
言葉をご存じかどうかは知りませんが、
物には正しい使用上の注意というものが
あります。んで、その使用上云々という
ものは、平たく言えばモノを使う上での
利益と不利益の折り合いの付け所
を決める物なんだと思っています。
正しい知識を持ち、正しい利用法の下に
使用すれば、どんなモノでもそれなりに
安全に機能させる事が出来ると。それは
極論だと言われる方もいらっしゃるかも
知れませんが、人類は今までもそうやって
便利を手に入れて来たではないですか。
火は?電気は?ガスは?最初の最初から
安全安心のエネルギーでしたか?
それに。
原発さえ無くなれば日本は良くなる
という保証なぞ何処にもアリマセン。
が、原発が無くなると困る人は確実に
居られまして、それは電力が不足して
困る人は勿論、利権に絡んでいる人、
あるいは利権に間接的に絡んでいる
が、自分自身はそれに気がついては
いない人も多数含まれていそうな
そんな感じが致します。
反対するなら代替案を出しなさい!
という話も聞きますが、問題は少し
ズレている気がしますね。反対している
人々が既にそれを考えているなら、議論は
もっとレベルの高いモノになっているはず
です。原発を全て停止させた場合に、また
東電が破綻した場合に、一体どんな事態が、
いったい何がこの日本に起きそうなのか、
多少でも頭を使って考えれば、それなりに
分かりそうな気がするのですが。
復興にカネが必要だから!と言って、国債
の発行ではなく増税をしようと謀っている
おバカさん達が居ますが、そういう方々
の様な、歴史的低レベルな方々の事さえ
笑えなくなるような話だと思いますがね。
しばしば『反対派』は、本来の目的を簡単に
逸脱して『反対する』という行為そのものに
没頭しがちな気がします。いま現在の日本の
政権与党に居らっしゃる方々が、かつて野党の
時代にやっていた事と酷似していますね。
批判はするが、批判する事そのものが目的
なので、その後のビジョンが全く無いままに
批判だけをダラダラ続けて政権交代した結果
が現在の日本政府の体たらく、という話です。
『成功しない革命家』の典型ですね。
色々な事が上手く行かない苛立ちや、得体の
知れない毒物への恐怖に晒されている人々が、
原発や東電という分かりやすいターゲットに
総攻撃をかけたくなる心理状態も分からない
でもありません。逆に言えば、これだけの
事が起きていても尚、全国民が泰然自若で
いられたとしたら、それはそれで少し
問題が有ることなんでしょう。
ただ。
原発反対を唱えるブログ等も十数箇所のぞいて
みましたが、何にどう反対で、どんな着地点
を理想にしているのか、明確に言及している
作者さんは、ぼくが見た限りはいらっしゃい
ませんでした。それどころか、原発反対!
そしてその為には総理大臣に小ミ尺を!
などという主張を真剣に展開している方も
見受けられます。プンプン臭いますね。
さて。
ここまで色々とグダグダ書きましたが。
上で語弊が有ると言いましたので、
もう少し書かせてください。
長くなりましたので、No.2へ続きます。