



創刊8周年特別企画「松本零士の世界 Part.2」…1977年9月号のホビージャパンの特集記事です。
先日紹介したホビージャパンの第1回 松本零士特集は1976年6月号。
それから一年余り、第2回目となる松本零士特集は前回の“異色特集”から一転、創刊を記念した“特別企画”へと一気に格上げでございます。
内容は第1回特集に引き続き「戦場まんがシリーズ」から5話をセレクト、今回の戦闘機は全て1/48での再現。
目玉は「衝撃降下90度」に登場する松本零士氏オリジナルの架空機体、試作高々度高速戦闘機“キ-99”のスクラッチ作例。もっとも当時の記事では「キ-99」なんて呼んでませんけど。
他にも「わが青春のアルカディア」のメッサーBf109、「エルベの蛍」からロケット戦闘機 He163コメート、「アクリルの棺」から四式戦とF6Fヘルキャット、「ラインの虎」はタイガーIなど。
この号は当時買いましたね。おそらく初めて買ったホビージャパンがこの号です。表紙からしていきなり“キ-99”の立体化されたのがドーンと写ってりゃジャケ買いならぬ「表紙買い」もするってもんでしょう。
あ、でも画像のホビージャパンは数年前に某オクで落札、買い直したものです。
就職のため実家を離れて1人暮らしをする際にホビージャパン初め全ての書籍、全てのプラモなど、趣味のものは一切がっさい処分してしまいましたから。残したのは金属製モデルガン一丁のみ。
あ~ぁ、今思えばすっげぇもったいない…
そんな方けっこういますでしょ?
まぁでも今時はネットを介して買い直しがきく時代、二度と手にする事ができないモノもあるけれど再び入手可能なモノもある。
…で、ホビージャパンに話を戻します。
松本零士特集も第2回目にして表紙になりました。しかも架空の機体ですよコレ。
この一年前の特集では実機を架空カラーにするだけで“異色”呼ばわりでしたからね。表紙がこれなら誌面上での扱いもさぞかしスゴいんだろうな、と想像しますよね。なんせ「創刊8周年特別企画」ですから。
巻頭特集、十数ページに渡り…フェアチャイルドA-10です。ふ~ん、当時最新鋭かぁ~。って松本零士特集どこ?
ペラペラペラ...ペラペラペラ...
あったあった。すんげ~後ろの方、読者コーナーのちょい手前。もちろん白黒ページ。
ちなみに当時のホビージャパンの制作記事は全て白黒です。完成品の写真がバーンと載ってて大まかな制作過程を簡単な説明で済ましてる記事も少なくありません。
それでも“キ-99”の制作記事は3ページに渡り丁寧に制作過程が載ってます。また、松本零士氏へのインタビューも2ページを割いており、立体化に際しての色指定や作品についての想いなどを語ってます。
ただ特集自体「創刊8周年特別企画」の割には11ページしかないので他の作品はそのアオリを食って1ページずつ。まぁ色替えメインなのでそれで事足りるんでしょうね。
しかしたった11ページの特集記事ですけどね、戦場まんがシリーズや大戦機好きの少年には十二分な刺激と影響力がありました。特に“キ-99”の制作記事に大いに感化されたのは言うまでもありません。
すぐさま作例を参考に1/72の飛燕と零戦を切り刻み“キ-99”をでっち上げましたよ。荒削りでしたけどイイ感じにフォルムを捉えていてカッコ良くできました、と自画自賛。
“キ-99”を作ったことのある方は痛感したと思いますが、流用したキットはご多分にもれず芯にしかなりません。記事にも「木製ソリッドで作った方が早い」…なんて身もフタもないこと書いてありますし(笑) 実際みるみるうちにパテとプラ材のカタマリになりダイキャストモデルか? というくらいの重量感が得られました(笑)
ところで、この1977年9月号には既にスーパーカー・ブームである記述がありスーパーカーのキットの広告が載ってます。
爆発的なスーパーカー・ブームの直接的なキッカケは漫画「サーキットの狼」でしょう。この年には実写版「サーキットの狼」の映画も公開されました。今観るとプッと吹いちゃうとこも多分にありますけど、かなり原作に沿った作品で今でもDVDで観ることができますので当時を懐かしんでみるのも良いかも。
スーパーカーのプラモと並んで消しゴムも大流行しましたよね、「カー消し」ことスーパーカー消しゴム。学校に持ってってBOXYのボールペンでレースしましたね~。
滑りを良くするためにタイヤにアロンアルファ塗ったり車体のウラにホチキスの芯を刺したり。ボールペンのスプリング強化はお約束でした。
スーパーカー消しゴム自体もプラカラーで色塗ったり粘土消しゴムで改造したり。ディノ246でレーシングスペシャル作ったり、入手困難なストラトスターボをラリー仕様からでっち上げました。
そういやカー消しの塗装や改造でちゃっかりこずかい稼いでるヤツもいましたね、1台50円くらいだったかな? 私もオーダーされて何台かつくりました(笑)
この年…1977年、後々まで永きに渡り愛される作品「銀河鉄道999」や「宇宙海賊キャプテンハーロック」の連載がスタートします。
▼次の特集はスリーナイン登場!▼
──────コメント(14)─────
ばすたらん茶
全開に続いて凄い本がでてきますね。
この頃はHJ誌の存在など知るべくもなく、出会ったのはガンプラブームより
さらに後でした。まだコロコロも知らない頃ですよw
記事自体は現在の物と比べると簡単なものかもしれませんが、当時は正に
専門誌なんでしょうねー。
2014/4/4(金) 午後 11:41
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ばいきんダディ
明らかに松本零士特集が格上げされてる!
知識もないのにスピットファイア馬鹿にするのは明らかに戦場マンガシリーズの影響です(笑)
私も実家離れた時、就職した時に色々処分しましたね。
漫画、プラモ、アニメムック・・・一番痛かったのはアニメムックかな。
その後の入手難易度考えると・・・バカバカバカ、俺のバカ。
なぜ捨てた。せめて実家の押入れの片隅に押し込んでいれば。
スーパーカー消しゴム、死ぬほど遊びました。
バネ伸ばしまくったり二連した改造BOXY&ボンドぬり軽量消しゴムで距離を競いました~。
またやりたいな~(@小学校の廊下)w
サーキットの狼、あのロータスのカラーリングがリアルに再現されていましたよね!
2014/4/5(土) 午前 0:34
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あき
またえらい本出してきましたね
ヤマト2にハーロックに999放送してた頃かな
77年なんてHJの存在知りませんでした、なんせ田舎町だったので本屋にも置いてなかったです
ガンプラブームの頃オモチャ屋さんにHJ取り寄せてもらって購入してました
コレクション みんな処分してしまったのはもったいないですね
スーパーカー消しゴム 実家にいっぱいあるので帰った時に紹介します
でもなかなか帰れないんですけどね…
2014/4/5(土) 午前 4:13
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ソリッド
バスタラン茶さん、当時は模型の専門誌といったらHJしかない時代ですからね~
この頃は毎月立ち読み程度でたま~にしか買ってないです
やはりガンプラが発売されてからですかね、頻繁に買うようになったのは。まぁ最初はガンダムとムサイだけですが(笑)
シャア専用ムサイの改造作例もありました。
コロコロコミックはちょうどこの1977年に発売開始されてますね
2014/4/5(土) 午前 7:28
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ソリッド
ダディさん、“異色特集”から“特別企画”ですからね。でもページ数変わらず(笑)
私は「戦場まんが」の影響でドイツ機好きになりました
アニメムック、処分しちゃって痛いですね。でも押し入れ保管しといても気付いたら処分されちゃってたりして
私が痛かったのはプラモですかね。アリイの1/100バトロイドを大改造した完全変形バルキリーや本文にも書いた1/72の“キ-99”。自分が心血注いだ愛着と唯一無二という点で。デキのいい1/100ハイメタルでも自分で作った満足感には及びません
オレのバカバカバカっ(笑)
カー消しはほんとハマりましたよね 学校の机にサインペンでコース描きました(笑)
実写版「サーキットの狼」観ましたか “月賦”で買うってのが時代を感じさせます(笑) 子門真人の歌う主題歌も強烈
2014/4/5(土) 午前 7:30
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ソリッド
あきさん、'77年は第1作ヤマトが劇場公開、999とハーロックのテレビ放送は翌年の'78年からですね
プラモ屋でHJ取り寄せとは、店員さんも「ずいぶんと通な子供だなぁ」と思ったことでしょうね
当時HJは駅前デパートの中にある洋書も置いてあるデカい本屋で立ち読みしてました 本屋の隣にポストホビーもあったので充実した環境でしたね 海外メーカーキットの品揃えがハンパないプラモ屋もチャリで30分かけて通ってました
スーパーカー消しゴムも残ってるんですか さすがあきさん、羨ましいっす。発掘する機会があったらぜひ紹介してくださいね
2014/4/5(土) 午前 7:35
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アバターZAKI
1977年、こちらも懐かしいですな~。
私の青春の一時期も、間違いなくHJと一緒にありました。
広告に載っている都内の模型屋を巡ったりしてましたねぇ。
SWのプラモ(mpc製)なんかを予約して買ったりしてましたよ。
それらの模型屋さんも、いまとなってはほぼ全滅してますが。
カー消しは、自分もたしかまだ実家にとってありますね。
タイヤ部分を削って底面をフラットにしたり、強者は石油につけてカチカチにしたカー消しなんかを自作してました。
小学生の頃の初めての部活が「プラモデル部」だったのですが、そこで作った初めてのスーパーカープラモは、「ランチャストラトス」でした。もちろん走るやつです。
2014/4/5(土) 午前 9:32
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ソリッド
ZAKIさん、模型屋巡り、しましたね~
その店なりの個性みたいなものもあって。店主のオヤジとのちょっとしたやり取りから学ぶコトも少なからずありましたよね ただただ値段が安いだけの量販店では決して得られない金じゃ買えないモノ…って言うと大げさですけど。
SWはX-ウィングくらいしか作ってません。なぜかお気に入りだったのが「バックロジャース」のスターファイター。番組を観た記憶はないんですが模型屋で一目惚れして衝動買いしたような
カー消しはラッカーのうすめ液に漬けてカチカチにしました 一回り小さくなりますが滑走能力は飛躍的にアップしましたね。
最初に作ったのがストラトスってのが通っぽくてイイですね 私はベタベタのLP500Sでしたよ
言うまでもなくマブチ130モーター付き(単三電池別売り)です(笑)
2014/4/5(土) 午前 11:48
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顔アイコンカムロ
普通に4戦改造で作ってました。そして今又4戦改造でキ-99をでっち上げようかと・・・そーですか、飛燕とゼロですか・・・
キャノピー形状とか確かに近いですよね・・
ちょと飛燕買ってきます。
んで、胴体排気って五本ですか??
聴こうと思ってた所にタイムリーな話だったのでコチラで^^
2014/4/7(月) 午前 9:28
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ソリッド
禿零さん、“キ-99”製作マジすか? そ、そんなことだろうと思っての記事UPですよっ(笑)
胴体下部の排気管は5本で描かれてるコマが多いと思います。2基のターボチャージャーから5本の排気って不思議ですけど。細かく見ると1号機・2号機は4本、3号機は5本という解釈も。
キャノピー形状、1号機・2号機は飛燕ぽいファストバックですが3号機はティアドロップ形状に近いです。念のため。フォッケ190を3分割にした感じがイメージだけどソレだとちょっと小さいかも。
いずれにせよ現実の機体のキャノピーとは似て非なるモノなのでそのまま使うとやや違和感アリです。
飛燕の胴体も幅が狭いので、円形断面の機首からのラインが全くつながりません(笑)
むしろ機首=疾風(芯として)、尾翼=ゼロ、中間は自作が早そうな。というより全部イチから削り出すのが手っ取り早いし自分ならそうします(笑)
昔自分が作ったのは3号機だったので、元キットが露出してた部分はゼロの尾翼と飛燕の主翼だけでした キャノピーは透明プラ板でっち上げ
ちなみに1号機・2号機は低翼、3号機は中翼の描き分けですね。
2014/4/7(月) 午後 2:49
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顔アイコンカムロ
解説頂き感謝します。心が折れたのでガンサイト4のキ-99を・・・www
2014/4/8(火) 午前 10:06
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ソリッド
禿零さん、ガンサイト4のも難易度変わらないような...(笑)
キ-99、自分はデスクトップモデルっぽくデッチ上げて松本ワールドの一環として9月に持ってこうかな? と思ったり思わなかったり
2014/4/8(火) 午後 6:16
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ニホンセン
初めまして
ばいきんダディさんへのコメントから同年代の匂いがして覗かせていただきました
カー消しの話やプラモの処分など同じ行動をしているのが、不思議ですw
話さないだけで皆さんも似たり寄ったりなんでしょう
登録させていただきますので今後ともヨロシクお願いします
2014/4/10(木) 午前 9:26
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ソリッド
ニホンセンさん、コメント及び登録ありがとうございます
おっしゃる通り共感できる体験を持った同世代の方がたくさんいらっしゃるでしょうね
ニホンセンさんのお名前も他の方のブログコメントでお見かけしてましたので同世代の共通する趣味趣向の方なのかな? と感じておりました。
類は友を呼ぶ…やはり同じ匂いを持つ者同士は寄り集まってくるようで(笑)
こちらこそ今後ともヨロシクお願いいたします
ニホンセンさんのブログにもいずれゆっくりとお邪魔させていただきます
2014/4/10(木) 午後 6:37
