※第二話翻訳クレジット
英語訳:laymerenceさん, lyuanzさん(許可済み)
韓国語訳:NAGU @sole_exo9さん
日本語訳:JEDA @JedaYixing_EXO
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**第二話**
丫頭:「二爺?」
二爺:「あ、丫頭」
丫头:「どうしなの?私の麺、美味しくないの?」
二爺:「いや、一番美味しいよ」
丫頭:「さっき劇場から戻った時、心配事があるように見えたの。何かあった?」
二爺:「今日は劇場にたくさんのお客さんが見に来て、そこでちょっと騒ぎが起こったよ」
丫頭:「騒ぎ?!」
二爺:「大したことじゃない。もう収まったから」
丫頭:「それは良かったね」
(ゴホゴホ!)
二爺:「どうしてまた咳が…飲んだ薬が効かなかったか?この前の煎じ薬を飲んで、からり良くなったんじゃなかったの?」
丫頭:「だいぶ良くなったわ。心配しないで。この病気はすぐ治せるものでもないし」
二爺:「君はいつもこんなに大変なのに、僕のことばかり考えるなんて。僕の言う事を聞いてくれ。ゆっくり休んで、しっかり治そう。分かった?(うん)じゃ、部屋に連れてあげる」
丫頭:「いいえ、大丈夫よ。歩いてすぐだし。桃花(丫頭の侍女)に頼むわ」
二爺:「桃花!」
桃花が入ってくる。
二爺:「桃花、丫頭を部屋に連れてくれ。あと、薬もきちんと煎じるのも忘れずに」
桃花:「はい、承知いたしました。夫人、部屋に入りましょう」
二爺:「あまり無理しないでね」
丫頭と侍女が出た後、二月紅(二爺)は考え込む。
〜〜オープニング〜〜
二月紅(二爺)は隠れ部屋へ向かう。
その部屋には様々な道具と地図、鉱山の模型があった。彼は小さな箱から指輪を出す。
二爺:「結局はまた世に出されることになったな」
場所が変わり、佛爺の邸宅前。
張啓山(佛爺)は大仏の前に立ち、八爺を待っている。
副官:「佛爺、外は寒いのに薄着です。中でお休みください」
佛爺:「どう?八爺は着いたか?」
副官:「心配しないでください。すでに呼び出しました」
佛爺:「(部屋に)入って少し休んで」
長沙の街
八爺は佛爺の兵士たちと一緒に車に乗って佛爺の邸宅に向かう。
八爺:「こんな遅い時間に佛爺はいったい何事で来るって言うんだろう?」
兵士:「八爺、ご苦労様です。私はただ命令に従うだけです」
八爺:「今日、佛爺が梨園(京劇劇場)に行ってなかったっけ?どうだった?二爺が何か言った?」
兵士:「二爺が何とおっしゃったかは私は知りません。佛爺もおっしゃらなかったため、誰も尋ねることができませんでした。しかし、今日劇場である出来事がありました。どこの馬鹿かはわかりませんが、佛爺に手を出そうとしました」
八爺:「あらら、今から七年前に佛爺が長沙に来て大きな戦いがあってさ、あれ以来佛爺を知らない人は誰もいなかったな。未だに死を恐れない勇者がいるんだな!」
兵士:「そうですよね。佛爺は彼を長沙でもう二度と見たくないとおっしゃいました」
八爺:「だろうな。ほっといて。武藤と仲良しになれるかもな」
兵士:「武藤って誰ですか?日本人の名前みたいですね」
八爺:「お前は新米かい?誰か知らないって」
兵士:「なんなら、話してください。八爺!」
八爺:「昔のことだけど…以前、長沙で武術道場を営む日本人がいて、彼を武藤なんたらかんたらで呼んでたな。忘れた!とにかくあいつは独裁者みたいなもんで、いつから始まったかはわからんが、九家門の事業に割り込んで収入を分かち合おうとしてさ。他のみんなには手を出せないくせに、このかわいそうで弱い占い師の俺を狙って刀を向けたんだよ。
兵士:「馬鹿じゃないですか?!自ら死地に入ろうとするなんて」
八爺:「そうとは言えないのが、他の家門は邸宅も大きいし富裕層なんだけど、俺はずっと自分が稼いで飯を食ってきたからね。ともかく俺は大騒ぎにはしたくないから、静かに引き下がるつもりだったのに…」
兵士:「八爺!優し過ぎじゃないです!その後はどうなったんですか?」
八爺:「まさかこんな事が起きるとは夢でも見てなかったよ。この武藤というやつが、俺が譲るのを見てさらに欲張って、人を雇って我が家門の本堂を壊したわけ。しかも俺を拉致したんだ!」
〜過去の回想シーン〜
気力を失ったように見える八爺が縄に手を縛られ上からぶら下がっている。佛爺が扉を
開けて堂々と入ってくる。
武藤:「誰だ!」
佛爺:「こいつの仲間だ。本堂を壊して拉致までしたお前の仕業を黙ってみるわけにはいかないだろう」
武藤:「お前一人で?死が怖くねぇか?」
佛爺:「今日は一つだけ要求する。彼を返せ」
武藤:「世話焼きのくせに。おーい、こいつを攻撃しろ!」
〜戦い〜
*佛爺の目覚ましい活躍にご注目を!まさに神業です(笑)
*BGMの歌詞*
戦争の時代に生まれ/熾烈な競争を避けられない
/天も地も広々/多くの人が皆仰ぐ
/生死の前では無力で/召命を果たさなければ去るべし
/君がいて僕がいる/共に未来のために戦う
/起きろ、起きろ/起きろ、起きろ/血潮が燃える
/豊饒が友情を作り、逆境がそれを試す
/恐れずに顔を上げろ
/是非を問うことが多くても
/一進一退/後悔はないさ
/燃える熱気で駆け出し/戦う準備は出来た
/僕が諦めても/君は僕を見て欲しい
/引き下がらない僕を
(武藤が戦いに合流する)
どんな時代かは関係ない/熾烈な競争は避けられない
/天も地も広々/我々は戦いの扉を開けた
/生死の前では無力で/召命を果たさなければ去るべし
/君がいて僕がいる/共に未来のために戦う
/起きろ、起きろ/起きろ、起きろ/血潮が燃える
/災難と富が/恐れず、顔を上げられる
/恐れずに顔を上げろ
/是非を問うことが多くても
/一進一退/後悔はないさ
/燃える熱気で駆け出し/戦う準備は出来た
/僕が諦めても/君は僕を見て欲しい
/引き下がらない僕を
/我々は誰だ/我々は強敵に会い、さらに強くなる者さ/
(武藤を殺し、残党を睨みつける佛爺)
どれほど疲れたとしても
/一進一退/後悔はないさ
/四方八方に飛び散る銃弾
/全て我々の血と体で阻む
/たとえ倒れそうになっても/
(佛爺は縛られている八爺を見つめる)
成功と失敗に絶対的な確信はないのさ/君の夢を追え
八爺は気絶するものの、無事解放された。
兵士:「さすが佛爺です。素晴らしい方です」
八爺:「当たり前だろう!あの戦い以来、長沙全域に佛爺の名前が知らされるようになったのさ。誰も勝手に立ち向かおうとはしなかったな。そして佛爺のお陰様で俺も平和に過ごしている」
兵士:「八爺、八爺は佛爺が守ってくださる方ではないですか?いったい誰が八爺に喧嘩を売るんですか?」
八爺:「誰もそうやろうとはしないけど…でも君らの佛爺はなぜいつも俺を嫌がらせるんだ!」
ほら、こんな遅い夜に、一日ずっと働いて疲れてるのにまた呼ぶなんて!」
兵士:「八爺、八爺はあらゆる占術に精通された方じゃないですか?佛爺はきっと大事な事があるから邸宅にお呼び出したと思います。有能な人材は常に忙しいという話もありますし」
八爺:「君、話し上手だね。ほぼ俺に似ている。君、俺と一緒にこの道を歩んでみないか?」
兵士:「八爺、それは褒め過ぎです。だが、私の話は全て事実です」
八爺:「俺が君にデブと言ったら、君はすぐ息苦しくなるよ。俺は未だに(呼ばれた理由が)何事がちっとも見当がつかないのに。*あいや~佛爺が俺をこんな遅い夜に呼ぶのは、きっと二爺と上手く行っていないからだ。早く行こう」
*八爺の特有の感嘆詞を活かせるために、そのまま書きました。
(街:煙草売ってますよ!)
佛爺の邸宅。
八爺:「二爺が本当にそう答えたの?」
佛爺:「そうだ」
八爺:「あひゅ、佛爺。これは二爺が危険だと断言したから、これ以上調査しない方が良いんじゃない?」
佛爺:「二爺が俺の話を聞いて確かに危険だと言い切ったとしても、奴らは実際に秘密実験を行っていた可能性がある。それが事実だとすれば、長沙は大きな危険に陥っているのさ」
八爺:「そんなに深刻な状況かな?列車にいた人はみんな死んでいたんだろう?」
佛爺:「列車の出来事を君も見ただろう。絶対日本人と関わっている。俺は最後まで調査するつもりだ」
八爺:「二爺は…本当に来ないの?…あひゅ、僕は二爺があんなにきっぱり断るとは思ってなかったよ。佛爺、君自らお願いしに行ったのに。君の事は考えてないみたいね」
佛爺:「二爺が行かないとしても我らは行く」
八爺:「でも佛爺、何の手がかりもないじゃん!棺がどこから来たかすらわからんのに。最初は二爺の家門が南北朝時代の墓についてよく知ってるから、二爺なら棺がどこから来たかわかると思ったけど、これからは大変だね」
佛爺:「棺がどこから来たかわからない?誰がそう言った?」
佛爺は席を外す。
佛爺:「南北朝時代の墓について二爺の家門ほどは知らないが、確かな事が一つある。我々が見つけた棺が列車に乗っていたこと。どこからの物かはわからないとしても、列車がどこから来たかはわかる」
八爺:「そうだね!一理ある。佛爺、賢いな!地図を見てわかったんだ!すごい!」
佛爺:「この路線図を見て。全ての経路が東北から来ている。しかも全部爆破された」
八爺:「ま、まさか…幽霊列車だと?」
佛爺は首を傾げる。
佛爺:「東北側の経路は爆破されたけど。ほら、長沙の東西側はまだ大丈夫だ。長沙周辺には山脈が繋がっている。あんな山奥には鉱山に繋がる鉄道も時々ある。間違いない。あの列車は鉱山から来たんだ」
八爺:「鉱山…佛爺、最近あそこの状況が良くないよ。日本人たちがどんな陰謀を図るのかは知らないけど、あそこの周りにはあっち側の工作員がいっぱいだよ」
佛爺:「悪い予感がするな。鉱山周辺は荒れ地だ。謀略をめぐらすつもりでもあそこには行かないはずなのに…裏で何か実験でもやらない限り」
八爺と副官が驚く。
佛爺:「早く準備しよう、明日行くぞ!」
静かに逃げる八爺。
佛爺:「八爺!」
八爺:「……佛爺、勘弁してよ!」
佛爺と副官が八爺の前に来る。
八爺:「佛爺、知ってる?うちの「奇」家門が無視するのが三つあるさ。僕が変な事に待ち込まれるとそのルールを破れることになる。もう手掛かりは見つけただろう?何で俺をしつこく連れて行こうとするの?」
佛爺:「……」
八爺:「佛爺、佛爺もわかってるんじゃないですか?あの鉱山の周りは工作員でいっぱいでしょう!貴方と張副官は高い戦闘能力の持ち主だから、天国でも地獄でも怖い所はないでしょう…しかし、私はただの占い師です!庶民ですよ!この手では持てる物もないし、こんな肩じゃ荷物も背負えないです!邪魔者になるだけですよ!でしょう?ハハ、それじゃ先に帰ります」
佛爺が引き留め、八爺の服を整える。
佛爺:「君には才能がある。そんなに謙虚じゃなくていいさ」
八爺:「ならば、僕が今から運勢を占ってあげるよ。わかった?ほら」
八爺が小銭を投げるが、佛爺が受け取る。
佛爺:「この小銭曰く、君が必ず僕と一緒に鉱山へ行くべしと言っている。心配するな。僕が必ず君を守るから。問題ない」
副官:「八爺、私達と一緒に行きましょう。物事を複雑にしないでください」
八爺:「ひゅ…もういいよ!今回は僕が命がけでこの紳士達を追っかけて行くもんだな。わかった、佛爺…とにかく家に帰って支度するよ」
落ち込んだ八爺がその場を離れる。
副官:「佛爺、二爺にもう一度相談してみなくても良いでしょうか?」
佛爺:「……」
同時間、二月紅の作業部屋。
二月紅は医師が丫頭を診療した時を振り返している。
二月紅:「丫頭、心配しないで。(長沙)城で一番名医だから。きっと君を治してくれるよ」
医師が診察を終える。
二月紅:「先生、丫頭は如何でしょうか?」
医師:「あ、お身体が冷えているようです。重病ではありません。お薬をいくつが処方しますので、服用すれば改善できます。今はお身体を温めてください」
丫頭:「先生、本当にありがとうございます」
二月紅:「ありがとうございます。家の外までお見送りいたします。(丫頭に)…ちょっと行ってくるよ」
夜、家門のご先祖様の位牌の前。
二月紅はお線香をあげる際、一本が折れる。
彼は再びお線香をあげ、お祈りをする。
二月紅:「ご先祖様、この親不孝者二月紅、ご挨拶いたします。近頃、妻の病気が重く、これは我が家門の徳行が足りなかったため、私どもに苦労を与えようとすることではないかと存じます。それで私は心決めました。もう二度ご先祖様の家業には手を出さないと。妻は潔白な人です。もし罰が当たるとすれば、全て私がお受けいたします。ご先祖様のご加護がありますようにお祈りいたします」
回想を終えた二月紅。二つの指輪を見つめている。
一方、庭園に出ている丫頭。
丫頭:「二爺」
コートを持ってきたのは(二月紅の)弟子の陣皮だった。
陣皮:「お嬢様」
丫頭:「陣皮…私は寒くさいよ。貴方が着なさい。そうだ、なぜこんな遅い時間に来たの?埠頭での仕事は上手く行っている?」
陣皮:「はい、上手く行ってます。最近少し忙しいだけです」
丫頭:「そうか、健康に気をつけてね」
陣皮:「僕はいつも元気いっぱいです。お嬢様こそ遅い時間に外にいらっしゃるのを師匠が見かけたら、きっとご心配なさるはずです」
丫頭:「彼には言わないで。最近師匠に会ったの?」
陣皮:「いいえ。お嬢様、もう部屋へお入りください。師匠を探すのは僕もお手伝いします」
丫頭:「いや、大丈夫だわ」
作業部屋の前に来た丫頭と陣皮。陣皮が師匠を呼び、部屋の扉を開けようとしたら、丫頭それを止める。
翌日の朝、佛爺と副官。
副官:「佛爺、確実に八爺は来るとおっしゃったじゃないですか?」
佛爺:「きっと来る。必ず来る」
八爺がロバと鐘を持って現れた。
八爺:「あ、佛爺!僕だ。行こう!えへへ、佛爺は来たよ!」
副官:「え、何で馬に乗らなかったですか?」
八爺:「違うさ!僕ら変装するって言ってなかったっけ?僕の服装を見て。これが全国を回る占い師の格好さ!この格好は最高に安全な格好だよ!こんな僕が事件を調査するなんて誰も考えないだろう?
君たち二人は…普通な格好にするって言ったのに…普通の人じゃないって一目でわかるよ。ダメダメ!」
副官:「八爺、変装は敵を驚かせないためのものなんです」
八爺:「そう!だから僕を見て。絶対そうには見えないでしょ?」
副官:「ところであの鐘は…」
副官に馬から降りて八爺の鐘を取り出す。
副官:「遠く離れた場所の誰にも鐘音が聞こえますよ!」
八爺:「君、僕が戦えないといっていじめてるの?」
佛爺:「もういい加減にしろ。鉄道に沿って行く。うわ言は止めるんだ」
副官:(チリンチリン)←鐘音
八爺:「覚えといたよ!」
二月紅の邸宅。
丫頭と陣皮は二月紅の部屋の前で待っている。
二月紅:「丫頭!丫頭、どうしたの?」
丫頭:「一晩中忙しかったし、疲れてないの?陣皮、師匠にお湯を持ってきて」
陣皮が出る。
二月紅:「寒いし部屋に連れてあてるよ」
お湯を持ってきた陣皮。二月紅にお湯を渡し、お茶を淹れる。
陣皮:「師匠、お茶をどうぞ」
二月紅:「丫頭はどこに行った?」
陣皮:「わかりません」
丫頭が*うどんを持ってくる。
*丫頭が作る麺料理は「陽春麺」というスープだけで具を入れない麺料理(上海市や江蘇省でよく食べるという)ですが、翻訳の便宜上、うどんで表記します。
丫頭:「私、ここにいるよ」
二月紅:「丫頭、来たの?」
丫頭:「一晩中ずっと忙しいのを見て、うどんを作ってきたの。食べて」
二月紅:「それは召使いに任せても良いのに。何でわざわざ自分で…」
丫頭「今、私のうどんがまずいって文句言っているの?」
二月紅:「い、いや…そんなんじゃ…」
丫頭:「はい、温かいうちに食べてね。美味しい?(陣皮に向かって)もう大丈夫よ。まだ厨房にあるから、早く食べなさい」
陣皮:「ありがとうございます。お嬢様」
陣皮がその場を去る。
丫頭:「陣皮はあんなに大きくなったのにまだ子どもみたい」
二月紅:「君の目にはまだ子どもに見えるんだね」
一方、鉱山周辺。
八爺:「佛爺、道が二つに別れているよ。どっちか?山の周辺が荒れ果てて、どこに行けば良いかわからないな。っていうか占ってみるか?」
佛爺:「占う必要はない。こっちだ」
佛爺は移動する。
八爺:「副官!」
副官:「八爺、なぜ来ないですか?」
八爺:「何でこっちへ行くの?」
副官:「佛爺には佛爺なりのやり方があります」
八爺:「どんなやり方?」
副官:「え…ま、とにかく佛爺は間違いありません!」
八爺:「間違いない?何がなの?はっきり言ってみて!」
八爺は副官を呼びながら追いかけていく。
二月紅の邸宅。
召使い達は陣皮がいつも問題を起こして、今回も師匠に怒られたとざわざわしている。
丫頭:「あなた達の話って…彼に何かあったの?」
召使い達は陣皮が問題を起こした罰として、ひざまずいたまま祠堂の前にいるよう師匠に命じられたと話す。
陣皮:(独白)洞庭湖の蟹は秋が一番食べ頃です。僕がお嬢様のために特別に用意いたしました…「お嬢様!」
丫頭:「陣皮、今回はまた何の問題を起こしたの?」
陣皮:「師匠には練習してと言われましたけど暇でして。ちょうどお嬢様が蟹がお好きだったのを思い出して、川辺に蟹の穴が多かったんです!手では掴み切れなくて、ざるで採ってきました。まさか師匠にばれるとは知りませんでした」
丫頭:「そうだったの?心優しいね」
陣皮:「ですよね?だから、師匠に僕のことを上手く話してください。二時間もこのままずっといました」
丫頭:「それはダメよ!過ちを犯したらひざまずいて罰を受けるのよ。毎回、私が師匠に話したら、もう聞かなくなるわ」
陣皮:「師匠も堅いのにお嬢様も頑固ですね。こんな大きい蟹も採ってきたのに。後で食べたくなったら師匠にお願いするしかないでしょうね。弟子の僕は差し上げられませんから」
丫頭:「それとこれは違う。誤ったことは罰を受けるべきだし、あなたが敬意を持って採ってきた蟹については、私から別の賞があるわ」
丫頭は陣皮にうどんをあげる。
丫頭:「ひざまずいて食べてね」
陣皮:「お嬢様はうどんしか作れないですか?蟹もあるのに。結局うどんですね」
丫頭:「何か文句あるの?」
陣皮:「いいえ、お嬢様のお料理はいくら食べても飽きられません。蟹がなくても僕が食べた料理の中では一番上手いはずです」
丫頭:「修業に時間を使いなさい。そうしたら、師匠に怒られることも少なくなるでしょう。ゆっくり食べてね」
丫頭は祠堂を出る。
陣皮は蟹を採ってきた時を振り返る。
陣皮:「わかったろ?!俺はこの蟹が大好物だ。わかんねーかよ?」
男性:「旦那様、た、大変申し訳ございません。この蟹は全て貴方様にお渡しします」
陣皮:「もう売らないんだと?他のやつが頼んだものだって言ってたんじゃねーか?」
男性:「と、とんでもございません。旦那様!全て旦那様の物です!全て旦那様に頼まれた物なんです。ど、どうか助けてください」
陣皮:「やっとわかったな!」
香山周辺の村に着いた佛爺一行。
八爺:「始まりからずっと大変だったのにやっと村が見えるね。荒れ過ぎて人の痕跡すら見えないな。ま、いいや」
村に入った一行。
副官:「佛爺、なぜ古い物がこんなに多いでしょうか?」
八爺は積もった物を観察する。
八爺:「佛爺、ここの物は全て昔の物さ。まさか、鉱山の地下から探しだしたのかな?」
佛爺:「入ってみよう」
移動し続ける。
八爺:「変だな。村は一見普通に見えるのに何でこんなに誰もいないんだろう?何かあったかな?もう手遅れか?」
その時、ある女が子どもを連れて出てくる。早く行こうと急ぐ女。
副官:「こんにちは。一つお聞きしたいですが、この村に何かあったでしょうか?」
女性:「私は知りません!」
副官:「怖がらないでください。悪い人ではありません」
女性:「聞かないでください!」
副官:「私はただ鉱山への道のりをお聞きしたかっただけです。ここに鉱山がありますよね?」
女性:「私は本当に知りません!」
副官:「(子どもに向けて)君、おじさんに話してくれないかな?うん?怖がらないで」
女性:「やめなさい。私達は本当に何も知りません!」
八爺:「佛爺、張副官を見るとあんなやり方じゃダメみたいだな。代わりに僕が行くか?僕の方がもっと優しく見えるだろう」
佛爺:「行かなくて良い…戻ってくるまで待て」
(女性:わかりました。お話しします…)
八爺:「佛爺、本当にここで悪い事が怒っていると思ってんの?」
佛爺:「静かに」
(女性:あそこへ行けば良いです)
副官:「佛爺、あの女性はここは危険で避難するために村を出ると言いました」
八爺:「避難?列車事項と関係あるのかな?」
副官:「それとは違うと思います。この辺りで大きな鉱山事故が何回かあったそうです。みんな命に危機を感じて逃げているようです。今までずっと(修まるのを)待っていたけど、逃げること他に選択肢がなかったみたいですね」
佛爺:「鉱山での事故か…」
副官:「はい、あの女性曰く、しかも日本人らも来ていたとのことです。事故があってからはみんな去ったと言いました」
佛爺:「また日本人か」
八爺:「へぇ、佛爺、ちゃんと来たみたいね!きっとここがあの列車事故と関わりがあるのさ」
佛爺:「今夜はここで野宿するしかないな」
八爺:「何?!こ、こ、ここで野宿だと?!」
佛爺:「そう」
佛爺と副官が先に行き、八爺がその後を追う。
夜。二月紅の邸宅を出る陣皮。
人力車に乗ってどこかへ向かう。
鉱山周辺の夜。
副官:「佛爺、村のあちこちを回ってみましたが、あまりにもみすぼらしいです」
八爺:「えええ、佛爺、見て!灯りが二つ付いているよ。おかしいな。ここの人々はすでに避難したんじゃなかったっけ?」
佛爺:「鉱山の周辺だから力持ちの若者何名かはまだ残ってるかもしれない」
副官:「荒涼として宿もない、お店もいくつしかありませんね」
八爺:「…良い匂いだな…」
副官:「様子を見ると今夜だけ泊まれそうです」
八爺:「佛爺、この中の人達が料理を作っているよ!行こう!」
佛爺が急いで止める。
佛爺:「怖くないか?」
八爺:「あいよー、佛爺、昔のことわざに天も地も広いが、その中でも食べ物が最高という言葉があるよ。お腹空き過ぎだよ。他を気にする暇もないさ」
副官が止める。
八爺:「あいよー、佛爺、二人も考えてみて!ここまでずっと歩いてきて手がかり一つも見つけなかっただろう!やっと料理している人達に出会ったのさ。入ってちょっと仲良くなれば、何か情報をもらえるかもしれないよ?」
佛爺:「一言いう。あそこにはあらゆる人がいるはずだ。我々の相手の状況すらわからないのに、入るのは危険だ。欲しい情報も得られないまま殺されるかもしれない」
(第3話に続く)
JEDA @JedaYixing_EXOさんがとんでもないクアリテェイで翻訳して下さいました!TT
ありがとうございます!
見てくださる方がいましたら気軽く意見をお願いします!^^