銀河鉄道の夜   さそり座のアンタレスの物語 | まゆみんの霊的世界の歩き方 

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さそり座は、神話では、
オリオンという、強力無双な美男子で、
マッチョでガサツな狩人を倒した功績をたたえられて
星座にしてもらったといわれています。

そういう脇役的な神話しか知らなかったので、
銀河鉄道の夜の中で語られた、サソリの炎の話は
すごく衝撃的でした。

ちょっと長いけど、
さそり座に天体やアセンダントがある方や、
アンタレスとつながりがある方には、
とても心に響く話だと思うので、こちらに載せますね。

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むかしのバルドラの野原に一ぴきの蝎がいて
小さな虫やなんか殺してたべて生きていたんですって。
するとある日いたちに見附かって食べられそうになったんですって。

さそりは一生けん命逃げて逃げたけど
とうとういたちに押えられそうになったわ、
そのときいきなり前に井戸があってその中に落ちてしまったわ、
もうどうしてもあがられないでさそりは溺れはじめたのよ。
そのときさそりは斯う云ってお祈りしたというの、

 
「ああ、わたしはいままでいくつのものの命をとったかわからない、
そしてその私がこんどいたちにとられようとしたときは
あんなに一生けん命にげた。それでもとうとうこんなになってしまった。
ああなんにもあてにならない。

どうしてわたしはわたしのからだをだまっていたちにくれてやらなかったろう。
そしたらいたちも一日生きのびたろうに。


どうか神さま。私の心をごらん下さい。
こんなにむなしく命をすてず
どうかこの次にはまことのみんなの幸(さいわい)のために
私のからだをおつかい下さい。」って云ったというの。


そしたらいつか蝎はじぶんのからだが
まっ赤なうつくしい火になって燃えて
よるのやみを照らしているのを見たって・・・
いつまでも、燃えているって、おとうさん、おっしゃったわ。
本当にあの火、それだわ。