世界標準の経営理論 著 入山章栄 先生の本に記されております。
リーダーシップとは何か、いまだ定義が完全に定まっていない。
時代とともに変わっていることも理由である。
ニューヨーク州立大学ビンガム校バーナード・バスによる定義
リーダーシップとは状況あるいはメンバーの認識・機体の構成・再構成しばしば行われる
(2人以上のメンバーから成る)グループにおける、メンバー間の相互作用の事である。「変化」を与える人、すなわち他者に対して、影響を与える人の事を指す。
グループ内のある人が他のメンバーのモチベーション・能力を修正するとき、それをリーダーシップという。change 変化
affect 影響
motivation動機
CEOやキャプテンのような役職の事とは限らない、あくまで心理的に
「他者に変化をもたらす」ことを指す。
これからさらに求められるTFL型 ex.孫さん
トランスフォーメーショナル・リーダーシップ
TSL・・心理的な取引・交換関係を重視する
TFL・・・ビジョンと啓蒙
①カリスマ charisma
プライド、忠誠心、敬意
②知的刺激 intellectual stimulation
問題解決策を考えさせ行動させる
③個人重視 individualized consideration
コーチングや教育を行い、個別に向き合い学習による成長を重視
不可実性の高い「ハイパーコンペティション」の時代へ
マッキンゼーでは必要とあらばいつでもリーダーシップを取り始める。
そこには上司も部下もパートナーもマネジャーもありません。
SLを重視する姿勢。
垂直的な関係ではなく、それぞれのメンバーが時にリーダーのように振舞って他のメンバーに
影響を与えるという「水平関係」のリーダーシップである。
SLは知識ビジネス産業において極めて重要。
2014年アリゾナ州立大学ダニ・ウォン メタアナリシス研究
①垂直なリーダーシップよりもSLの方がチームを高めやすいこと
②この傾向は特に複雑なタスクを遂行するチームにおいて強いこと
明らかにしている。
SLが浸透したグループの中でも特にパフォーマンスが高くなるのは、
各メンバー(=リーダー)がTFLを執った時
とある会社さんは肩書のない方が多くおりました。
聞くところ上下関係がないと言っておりました。年齢差はありましたがフェアな感じでした。
若いのにべテランの方に指示したりしておりました。それがシーンによって
どちらかがリーダーになっているようにも思えました。
その当時、こちらとしましては少々違和感を感じましたが、今思えばそれがSLだったかもしれません。
昔風に、上司として部下に高圧的でなかったか?
ベテランが必ずしもリーダーシップを取れば良いわけではない。
永年の経験が必ずしも今の世の中に相応しいとは限らないし、難問の解決に
なるとも言えないとしたら?
監督が使えないではない。SLを重視してみたらいかがかと思いました。