男が夢見た希望 | 私の小さな自然詩

私の小さな自然詩

環境文学としての詩を書いてます。それは人も自然の一部であるための言葉たち。福島県会津地方在住。

男は荒れ地に
木を植えていた

その木が森になる
それが男の希望だった

気が遠くなるほどの
木を男は植えた

だが、男が生きている間に
木々は森にはならなかった

男は自分の無力さを嘆いて
静かに死んでいったという

そして長い年月が過ぎ
男が植えた木々は

豊かな森になり
いま僕の心を満たしている

男が夢見た希望を
僕は見ている

深い感動を胸に覚える

小鳥も豊かに鳴いている