頭の片隅に住む人との約束昔はね、約束とか嫌いだったのよ。その約束に縛られる感じがしたのね。自由を奪われると言ったら言い過ぎだけど、それを意識して記憶の片隅に置いておかなければいけないのが煩わしいと感じていたの。絶対に守らなければならないと言う強迫観念もあったのかもしれない。でも今はなかなか悪くないなと思うの。誰かが頭の片隅に住んでいるって言うのは、幸せなことよね。
組織の歯車私がいなくなったらこの組織は回るのだろうか?と彼女はあの時考えていたのだと思う。自分が必要とされたいと思うのは当然で、そう考えるのは自然だ。もちろん回らなくなるわけではなかった。しかし彼女がいた時から少し狂っていた歯車は加速し、やがて分解した。そこにはまた違う組織が持ち込まれた。彼女はそこでやっと自分がしたことは自分と自分の周りの大切なものだけを傷つけただけだと気づいた。
苦手な人を克服する過程その人自体が平気になった訳ではなくもっと手強い相手が現れてまだその人の方がマシだな、と思うのはマイナス×マイナス=プラスその人が変わった訳ではなく自分が変わった訳ではなく時が経って環境が変わっただけ。